錦戸くんに焼きそばパンあげたら好かれました。 (ページ18)

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帰りのHRが終わると同時にあゆに捕まって耳元で、

「いい？一気に距離縮めるチャンスなんだからね！
最近、あんたと錦戸くんが話してるのみて

あれ、？錦戸くんって優しいじゃん♡私今度話しかけてみよっ♡

って女子が増えてきてるから他の追随許さないぐらい仲良くなっときなさい！」
と、助言？された

「どこでする？
教室まだ人いなくならなそうやから図書室とかどうかな〜っておもってんけど、、」

『あーいいかもじゃあ図書室でしよ！』

図書室、一応委員会の人は常駐してるけど生徒が利用してるところは滅多にみない

自習もできるように机もあるのに過疎ってる

たくさんある机の中から1番奥にあるのを選ぶ
奥側の椅子に座り、錦戸くんは向かいの椅子に座るのかなって思ってたらまさかの隣

ドキドキしてるのを隠して平然を装ってるのに、錦戸くんが座った時にふんわりと香った柔軟剤の匂いでさらに脈が早くなるのがわかった

顔赤くなったりしてないよね？
体育あったけど汗臭くないよね？って気が気では無い。

「ずっと思ってたんやけど字綺麗やな」

レポートを書くための情報を書いたメモを見られながらそう言われる

『私も、錦戸くんの字綺麗だなって思ってた』

「ほんま？嬉しいわ、ありがとう」

ふたりで顔を見合わせて笑う
錦戸くんの優しい笑顔にやっぱり私は弱い