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仕事が一段落して社食にお昼ご飯を食べに行こうと立ち上がると斜め向かいのデスクからニヤニヤしながらやってくる



「俺も行く」
『…ニヤニヤしちゃって怖いんだけど』




え?って眉毛を上げてとぼけてはまたニヤニヤ




「今日は、俺が奢ってやるわ」


券売機に1000円札を入れながら言う
朝からずっと続いてるニヤニヤといい、謎の気前の良さといい、、
一体、何があったんだ



亮ちゃんは唐揚げ定食、私はオムライス定食
いつもならすごいスピードで唐揚げに食らいつくくせに今日は一向に食べようとしない




『食べない、の?』

「Aが言い出すの待ってるんやけどなー」

『なにを?』




まさか本当に、大倉の車から降りたとこ見られた?
それで、こいつらなんかあったんだなってニヤニヤしてるの、、?

一気に嫌な汗をかく



水を飲んで亮ちゃんが何を言い出すのかソワソワしながら待つ





全くピンときてない私にしびれを切らして

「あーもう!水臭いやんけ!
出来たなら言うてくれよ! できたんやろ?か、れ、し」



かれし?!
飲んでた水を吹き出しかける




「昨日、丸と飲んでんけどさ言うてたで
今日、Aちゃんと焼肉屋で会ったんやけど彼氏と来てたで!って! 」




丸ちゃんさん、これまた1番ややこしくてめんどくさい相手に言ってくれたな…、
亮ちゃんの勘違いをどう訂正していくべきか頭をフル回転して考える

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作者名:アイスクリーム | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2024年1月29日 20時

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