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「受け身なのがあかんのかなー 流れでなんとなく付き合うのとかもあかんよな」
ブツブツ言いながら特上カルビを焼いてる
「フラれる時に、大倉くんって私の事ホントは好きじゃないんでしょ?とか言われてもなんとなくで付き合ったからようわからんねん」
『あーなんか想像できた』
大倉ってなんかドライそう
彼女に浮気されたって言うのにケロッとしてるし
なんなら、自分よりチビのちんちくりんにとられたってことのがいやみたいなこと言ってたし
「俺ってそんなイメージなん?」
『うーんなんか話聞いてる感じ、付き合った日とか記念日とか覚えてなさそう。ていうか記念日通りこして普段の会話とかも覚えてなさそう』
「記念日とかいちいち覚えてられんって…
普段の会話とかはおもんなさすぎて記憶残らんし」
とんでもないドライ男だ、、
モテすぎたら人ってこんな風になっちゃうもんなの?
『あと大倉って嫉妬とかしなさそう』
「嫉妬なーあんまり、、、というか大人なってからした記憶ないわ
嫉妬なんてくだらんもんしない主義やねん」
大倉の付き合うパターンってだいたい、
女の人の圧倒的片思いから始まってそこから積極的にアピールされて大倉も可愛いしいっかみたいな感じで付き合い始めるけど、
結局大倉はその子のこと本当に好きになれずに終わるみたいな感じが多そうだからこんなドライな感じになっちゃうのかな
勝手な推測すぎて大倉には絶対言えないけど…
それか、
『なんか感情欠如してるんじゃない?』
「おい、人を悲しい人みたいにすんなよ」
ぼやく大倉をよそに、大倉の恋愛事情を聞いてると取るのが遅くなって少し焦げたカルビをお皿に取る
焦げてても高いだけあって美味しい〜
「いつもカルビ食べてほんまカルビ好きやなー
美味そうに食ってくれるから連れてきたかいあるわ」
『めっちゃくちゃ美味しい』
「良かった良かった」
どんどん食べってお皿に盛り付けられるカルビ
亮ちゃんと3人でご飯行っても大倉が取り分けたりしてくれることが多い
最初の方は、女の私がするべきかなって思ってたけど、こうする方が気使わんで楽やねんって取り分けてくれる
末っ子の亮ちゃんと私と違って、なんだかんだ長男気質
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作者名:アイスクリーム | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2024年1月29日 20時