夢の様な g i f t ﾟ･*:.｡ -貴方への贈り物- (ページ21)

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g i f t twenty one ページ21

Aside

恐怖に支配されると人は冷静に物事を考えられない傾向にある

そんな事を何度も経験してきた私は逆に冷静でいれてしまうのだ

例え、クラスメイトの誰かが死んだであろう状況でも...

画面に映るMakoは形の良い唇をにまぁっと三日月のような形にして笑っていた

『皆さんにはこれから会場へ移ってもらいたいと思いまーす

え？どこにだって？それはヒ・ミ・ツ！』

いちいち言い方が癪に障る

『これから、皆さんの首についている首輪から睡眠薬が注入されマース
皆さんにはしばらくの間眠っていてもらいます

いいですかー？準備出来てますかー？

それじゃあ Let's go！』

私たちの反応も見ないでMakoはどんどんと話を進めていく

そのうちに私たちの意識もだんだんとゲームの電源を消すようにプツリと途切れて行った。

『ｸｸｸｯアッハハハハ...』

一人の少女の笑い声をあとにして。