私は野坂悠馬の姉【アレスの天秤】 (ページ41)

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41話ページ41

野坂side

野「成功作とはどういうことですか！？」

御「そのままだ。あいつは我々の思い通りに仕上がった。完成したから影山の養子にしたまでだ。これでいいか？」

野「！…そう…ですか…ありがとうございました。失礼します」

御「そうそうお前はあいつがサッカーをしたところを見たことがあるか？」

野「？いえないですが…」

御「そうか…あいつのサッカーレベルを教えておく。あいつのサッカーレベルは世界トップだ」

野「！」

御「わかったらすぐに下がれ」

野「失礼…します」

姉さんはサッカーがすごい上手なのか？見たことなかったが…

昔から姉さんは完璧だった。何をやってもすぐにこなす、そんな姉さんが羨ましかった

でも姉さんも辛い思いをして来たんだ。我儘は言えない

決勝で会うことができたら姉さんとアレスを倒そう

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夢主side

悠馬には言っていないが、俺はあと少ししか生きられない。

手術をしても成功する確率はものすごく少ないと医師が言っていた

俺にはまだやることがある。でもそれを成し遂げる前に倒れてしまわないように気をつけないとな

今は悠馬のこともある。いろいろ大変だが頑張らなければいけないな

『杏奈もう帰るのか？』

杏「はい、今日は用事があるのでこれで帰ります。お疲れ様でした」

そう言ってあんなは急ぎ足で帰って行った

趙「どうやら本当のことのようですねぇ」

稲「何がですか？」

趙「どうやら最近イケないお友達が杏奈ちゃんをたぶらかしているそうなんですよねぇ」

稲「ええ！？俺様子見てきます！」

『監督イケないお友達とは？』

趙「野坂悠馬君のことで～す！」

『…は？』

趙「だからあなたの弟の野坂君ですよ」

『(あいつ口を滑らせて俺が姉だっていうこと言わないよな…まずい)監督！俺明日人について行きます！』

趙「行ってらっしゃーい」

そこから少し走ると影から杏奈と野坂の様子を伺っていた明日人がいた

『明日人！』

稲「明日奈さん！？どうしてここに！？」

『少し心配でな』

そんなことを話していると野坂が俺が姉だと言おうとしていたところだった

『それ以上は…！』

そのとき足音を鳴らしてしまった

野「そこに誰かいるのかい？」

杏「え…？」

稲「あ、あはは…」

『チッ…』

稲杏野「「(今舌打ちしたよ！？)」」