私は野坂悠馬の姉【アレスの天秤】 (ページ22)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:99,210 hit

22話ページ22

夢主side

『(インペリアルサイクルは高速散開攻撃、この動きに最小限の体力で対応したというわけか…)完全に裏をつかれましたね総帥。でもあなたはこのことも予想済みだったのでしょう？』

影「…さあな」

風「なんだこの戦術は…！」

佐「やつらの動きが速くなっているように感じるっ」

そして雷門はサッカー盤戦法をうまく使い点を入れ同点に追いついた

しかし試合が再開されると帝国の動きはまた速くなっていた

佐久間が追加点をとりに行こうとしたが明日人が後ろからボールをカットしゴールは免れた

不「ヘマしやがって」

佐「チッ」

その時小僧丸が不動と佐久間に話しかけた

小「おいお前ら、変なスパイク使ってるよな？そんなことしてまで勝ちたいのかよ、ったく卑怯な奴らだな」

試合が再開するが、不動と佐久間の動きが少し鈍くなっていた。先ほどの小僧丸の言葉のせいだろう

佐「影山、あんたのせいで俺のプライドはズタズタだ…！またこんな汚い手を使いやがる！」

その時不動がスパイクを脱ぎ出した

不「俺は降りるぜ。影山は悪どい野郎だと知っていたが、もう少しマシだと思ってたんだがな」

風「待て！少年サッカー協会の既定にはスパイクの改造は入っていない。敵選手を怪我させるような作りでなければルール違反にはならない」

不「ルールがどうであろうと、機械の力なんかに頼りたくねぇ。こんなスパイク使えるかっ」

風「これは総帥からの命令なんだぞ」

不「命令だからと言ってなんでも従えるわけじゃねぇ！戦ってんのは俺たちなんだ！俺はまじで戦いたいんだ！あの目をギラつかせたキモい奴らとな！」

佐「風丸俺からも頼む！今回ばかりは不動の言っていることは正しいと思う。風丸お前が全てを任せられているのは知っている。だがこの判断俺に任せてもらってもいいか？」

風「…わかった、別のスパイクを用意させよう」

佐「ありがとう風丸！」

不「そうこなくっちゃなぁ！感謝するぜ佐久間ぁ」

『スパイクは用意済みだ。早く履き替えてお前たちの本気のプレイを雷門に見せてやれ！』

帝国「「はい！」」

『源田お前もやっと出番だぞ』

源「本当か！？」

『ああ、存分に暴れてこい』(ﾆｺｯ

源「あっああ！//////」

湿「なんでつかー源田」

源「選手交代だ」

湿「え？」

源「抗議ならお前を交代させた監督にするんだな」

湿「影山のやつが！？そんなバカな！？」