幻想的 ページ47
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A「…ほんとすみません。」
玲於「ったく…軽井沢来てまで幼稚園児？やめてよほんと。」
ほんとわたしってバカだ
携帯とお財布だけは絶対忘れないようにしようって思ってたのに
…でも、マユちゃんが気利かせてくれて
散歩がてら 歩いて取りに行ったら？って、わたしと先輩に言ってくれたの
先輩、最初はめんどいって言ってたけど
白濱先輩が、じゃあ俺行こっかって言った瞬間、やっぱ行くって玄関に歩いていって
子どもっぽくて笑っちゃうけど、そういうとこも好き
けど、また白濱先輩に申し訳ないことしちゃった
わたしって本当に、人の気持ちを考えられない
こんなんじゃ嫌われちゃうよ
玲於「ねえ、さっきの店って？ガラス？」
A「そう、たぶん。」
玲於「ふうん…ここの道、車だったら5分だけど、歩きだと結構あるな。」
A「…先輩、おうちで待っててもいいよ？」
玲於「…お前ひとりだと迷子になっちゃうでしょ。」
A「…そっか。」
玲於「それにまあ、涼しいしね。」
A「うん。」
森林の中を、先輩とお散歩
こんな平和なこと ある？
そのあとなんてことない話しながら、気付いたら商店街に着いてた
ガラス工房のお店、先輩が、すみませーんっておじさん呼んでくれて
おじさん、わたしの顔見た途端、あ！って
「これ、お姉ちゃんの携帯だろう。よかったよ気付いてくれて。」
A「わぁー…よかったあ、ありがとうございます。」
「気をつけるんだよ。」
おじさんが手渡してくれたの
わたしの携帯
よかったー、なかったらどうしようかと思った！
それからちょっとだけ先輩と寄り道して
もう18時だから帰んなきゃって、来た道を戻ることに
商店街を外れ、また、森林の中を歩く
この道、なんだか不思議なの
木がたくさん生えてるから、日光が直接入ってこない
なんか幻想的
…ふたりで歩けてよかったなあ
なんて、そんなことを考えていた時
玲於「……あれ…？」
さっきまでまばらに道を照らしていた、太陽
一瞬で隠れた
え、って、先輩と顔を見合わせていたら
ぽつ、ぽつ、大粒の雨が降ってくる
A「え！雨？」
玲於「やばいやばい、傘持ってないよね？」
A「持ってない！」
走ってたけど、すぐに土砂降りになっちゃって
どうしようって思ったとき
目に入ったのは、道の脇にある 今は使われていないバス停
先輩も気付いたみたいで、ふたりでそこに駆け込んだ
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maki(プロフ) - 今まで何お話、読み返したら、やっぱり佐野先輩とうまくいってほしい。。(;_;)先輩！！何してんのーー！！！ (2018年8月5日 7時) (
レス) id: 9583ac788f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - ほんとに今一番大好きな小説です。全然話長くしていただいてかまいません！笑更新これからも楽しみにしていますので大変だと思いますが頑張ってくださいね！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: cb039e5484 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - きなこさんは更新率が高いことだけが取り柄だなんて、全然まったくそんなことないですよ(^^)きなこさんのお話を読むだけで元気になれます。いつもお話を読めること本当に嬉しいです。これからも応援しています。きなこさんの思ったまま書いてください！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: 49103f1761 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - さいくぅー (2018年7月5日 22時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
涼夏 - もうきなこさんの伏線が楽しみすぎます!!楽しみにしてます!! (2018年7月5日 22時) (レス) id: c6b1080ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2018年6月16日 21時
