いつも通り ページ42
玲於side
それから暫く、今まで通りの毎日を過ごせてた。
Aと口喧嘩して
それを隼が止めに入ったり
なんか、チカちゃんのこと聞かれたの
アレってもしかして夢だったんじゃないか、なんて考えたりして。
…だから今夜も
A「玲於くん〜」
玲於「うるさいほんと、お前なんなの?赤ちゃんなの?さっきから玲於くん玲於くん…赤ちゃんはもう寝る時間ですけど。」
A「うっわ…マシンガンツッコミ…」
玲於「うっさい。ソファーあんだから寝とけよ。」
A「こんな動物園みたいなとこで寝れないもん。」
玲於「じゃあ帰れば?メイクもヘアセットも終わってんだから。」
A「泣きそう…」
隼「ハイ終了!!Aちゃんこっちおいで!!」
よしよし!なんて
隼がAのこと慰めてる。
…あー、コレがいい。
この、絶対的なアットホーム感
龍友「玲於そろそろ嫌われるんちゃう?笑」
A「そんなことならないよ。」
龍友「ならへんのかい。笑」
この、絶対的な優越感。笑
…まあつまり、調子に乗ってた。
今まで通りだって安心してた。
Aが複雑な思いを抱えてることなんて知ろうともせず
むしろ、逃げて
…いつまでもこのままで、なんて、いられるわけがないのに。
A「玲於くん、」
玲於「…なに。」
A「今日の玲於くんのヘアセット、上手にできたから嬉しいなー。」
玲於「…じゃあすぐシャワー浴びよ。」
A「…ひねくれてる。」
玲於「これも愛情。」
A「どこが?」
玲於「ちゃんと返事してやってんじゃん。」
A「そんなの、」
______コンコン
その時
俺とAの間を切り裂くように鳴り響いた、ノック音
…あの時と、同じ。
チカ「こんばんは。」
ドアの向こうから顔を出したチカちゃんのこと
嬉しそうな顔をしてメンバーが迎えてる。
その横で、ひとり寂しそうに俯くA。
…こいつほんと顔に出る。
涼太「来るなら来るって言ってよ。笑」
チカ「ごめん。笑」
亜嵐「いつでも来ていいよ、チカちゃん。」
チカ「わ、亜嵐優しい〜」
こんな楽しげな会話が繰り広げられているのに
Aだけ沈んじゃってて
こんなの 誰が見てもおかしいって気付くじゃん。
…ああもう
玲於「…ちょっと来て。」
俯くAの手首を掴んで、楽屋の外に連れ出した。
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なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し?も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか、、玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる!そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω\)これからも小説頑張ってください!! (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい!とか表現があって。ほんまに大好きです!占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします! (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこ | 作成日時:2016年11月10日 21時