ほんとだったら ページ13
Aside
涼太「あ、Aまだいたの。」
A「美幸さんとお喋りしてたら遅くなっちゃった。」
涼太「そ？もう遅いし送ってくから、待ってて。」
衣装脱ぎながら 優しい涼太くんがそう言ってくれて
ここから家まで、タクシーじゃ近すぎるから歩いて帰りたかったし、お言葉に甘えちゃおう。
荷物まとめて、メイク用の椅子に座って涼太くんを待ってた。
美幸「みんなもう終わりだよね？」
隼「終わりっす！」
美幸「よーし、じゃあ帰ろっかな。」
隼「姉さんタクシーっすか？俺も一緒に乗ります！」
美幸「お代出してくれるならいいよ。」
隼「当たり前じゃないっすか〜」
小森くんは家が近いこともあってか本当に美幸さんが大好きで
終わりの時間が同じ日は、よく2人で帰ってる。
お姉ちゃんみたいなんだって。
涼太「あ、隼待って。ちょっと言うことある。」
隼「え？」
涼太くんのその言葉に
携帯をテーブルに置いて、顔を上げるメンバー
わたしも思わず耳を傾けた。
涼太「あのさ、チカ帰ってきてるんだよね。」
優しい表情で、そんなこと。
裕太「えーマジで。」
隼「うわーチカちゃん会いたい！」
亜嵐「ちょ、楽屋つれてきなよ！」
そう言ってはしゃぐメンバーをよそに
ぽかん、と、そんな様子で
どこを見てるかも分からないような玲於くんの姿。
…どうしよう
心臓、苦しい。
涼太「チカ、わたし忘れられてるかもーとか言っててさ。」
亜嵐「あはは、さすがに覚えてる。笑」
龍友「一年も一緒におったのに。笑」
涼太「…あの、玲於忘れてないよね？笑 さっきから一言も発さないんだけど。笑」
そんな涼太くんの声で、みんな玲於くんの方を振り向く。
玲於「……忘れるわけねえじゃん。」
…女の子は勘が鋭い、なんていうけど
あれがほんとだったら
A「…涼太くん、あの、やっぱり先に帰ってもいい？」
涼太「え？」
A「用事思い出しちゃった。」
涼太「ちょ、俺もう準備終わるから、」
A「1人で平気だよ。…じゃあ、お疲れ様でした。」
…あれがほんとだったら
玲於くんは、チカさんのことが好きなんだ。
．
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なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し？も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (
レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか､､玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる！そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω＼)これからも小説頑張ってください！！ (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい！とか表現があって。ほんまに大好きです！占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします！ (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2016年11月10日 21時
