hairsalon【SixTONES】 (ページ47)

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偶然《京本大我》ページ47

貴方side

「「あ」」

人通りの多い街中でばったり会ったのは

hairSalon SixTONESで

カットをしてもらっている京本さんだった。

「こんにちわ」

貴「こんにちわ…今日お仕事は？？」

仕事が終わるにはまだ早い時間に

ばったり出会ったので疑問に思い訪ねる

「今日はお休み貰ったんだ。」

だからショッピングに来たんだ、と彼は言う。

「そっちこそ休み？」

貴「あ、はい！有休貰えたので……」

私も同じくショッピングです！と答えると

少し考えた素振りを見せた後

口を開く京本さん

「この後空いてる？？」

貴「あ、はい！」

「良かったら一緒に買い物しない？」

せっかくだからとお誘いを受け、

一緒に街中を歩く。

時期は12月。

すっかり街並みはクリスマスモード1色。

「…そう言えばクリスマスなんかするの？」

彼氏と…とかと京本さんに尋ねられる。

貴「彼氏いればいいんですけどねぇ……」

全然モテないので、と舌を出して笑う。

「へー！可愛いからモテそうなのに。」

貴「かわ……！京本さんこそ彼女さんと出かけたりしないんですか？」

「彼女いないからな～」

貴「えっ！？いないんですか！？」

「俺、話結構独特じゃん？だからさ～なかなかついてこられる女の子居ないんだよね～」

みんな見る目ないぜ。と

少しぷりぷりと怒りながら口をとがらす

貴「かっこいいしお話も面白いと思うんだけどな～」

なんででしょうね～？

と返せば

チラッとこっちを見たあと視線を戻し

そう思ってくれる女の子なんて

なかなかいないもんだよ。と切なげに言う。

貴「痛っ……」

「大丈夫？？」

人が大勢居るせいで前を進むのも大変で

通りすがりの人とぶつかってしまう。

「こうしたらはぐれないよ。」

と手を繋いでくれる京本さん。

貴「え！そんな、気を使わなくて大丈夫ですよ！」

「いいの～！俺がこうしたいんだから女の子は素直に従うもんなの！」

と繋いだ手は

そのまま京本さんのポッケにしまわれる。

暖かいでしょ？と微笑んでくれる彼に

不覚にも照れてしまう。