hairsalon【SixTONES】 (ページ16)

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貴方side

「カラーとかどうする？」

貴「あー…しばらくまた来れないと思うので……」

「そか…パーマは？似合うと思うんだよね～」

チラッと鏡越しにこちらを見て

髪の毛をいじる森本さん。

貴「じゃ、あ…お任せします」

「ん、OK！任せてよ！」

ニコッと笑い、空いてるスタッフに声をかけ

パーマの用意を済ましてもらう。

受付にいた金髪のお兄さんがアシスタントに

入ったらしく、ロッドとペーパーを持ち

森本さんに渡していく。

時折、金髪のお兄さんと森本さんと3人で

会話を弾ませる。

金髪のお兄さんもとい京本さんは

森本さんとは幼なじみらしく

兄弟のように育ったらしい。

会話の端々にも仲の良さが伺えた。

「もし慎太郎に不満あったら全然いってね」

ニコリ微笑まれ、どぎまぎしてしまう。

「あ、ちょっと～いまきょもにドキッとしたでしょ～！俺もいるんだけど～！」

ぶーぶーと口を尖らせ不満をこぼす

貴「ごめんなさい笑あまり綺麗な人と話慣れてないから…」

「綺麗、ねぇ…」

「なんだよ！」

「こんなんでも昔は…」

「慎太郎！」

2人のやり取りが面白くて

ついついくすくす笑ってしまう

「……」

「慎太郎？」

「や、なんでもない！さ、少し時間置くよ！」

タイマーをセットした森本さんは

少し待っててね～と裏に下がってしまった。

さっきの会話面白かったな～なんて思いながら

目の前にある雑誌を手に取った。