hairsalon【SixTONES】 (ページ15)

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森本慎太郎の場合ページ15

「お待たせしやした～！」

なんとも居酒屋感のある話し方で

現れたのはがっしりめの体格をした美容師さん。

「ども！森本慎太郎です！太郎って呼んでくださいっ！こう見えて副店長やってます！」

ニコニコとした人懐こい笑顔を浮かべ

自己紹介をしてくれる

貴「あ、どうも…本条Aです。」

「Aちゃんね！ここ初めてなんだってね！」

貴「そうです…」

「そっかそっか！んー髪型とかイメージ決まってたりする？」

髪の傷み具合や長さの確認をしながら

こちらに話しかける森本さん

貴「とくには決まってないです…ふらっと足をひかれて来たので……」

「へ～！！気が向いたからって感じ？」

そうです、と頷けば

「じゃあ長さ揃えちゃおうか！」

それじゃあ髪洗うよ～！と

シャンプー台に案内され身を預ける。

「痛かったらゆってね～」

体格通りの大きな手で頭を洗ってもらう。

結構がっしりした手だから雑めかと思えば

丁寧にしっかりと優しく洗ってくれる。

貴「森本さんって洗うの上手ですね」

「え！？ほんとー？よく雑ってスタッフからは不評なんだけど笑」

ガハハっと笑いながらも手はしっかりと動いてる

貴「今まで通ってた美容室はあまり…その…」

「あ～Aちゃんには合わなかったんだ」

貴「まぁ…はい。そんな感じです……」

「じゃあ俺はAちゃんの中では合格かな？笑」

はい、しゅーりょー。と

身体を起こされカット台に戻る。

「さ、切っていくよ～!!」

1束ずつ髪を掬いコームで長さを確認しながら

ハサミを入れていく。

「あ、喉渇くよね。何飲む？」

ちょっと喉乾いたなぁなんて思っていたら

タイミングよく飲み物を聞かれる。

貴「あ、じゃあお茶で」

「冷たいのと温かいのどっちがいい？」

貴「暖かいので…」

「了解！きょも～！お茶温かいの持ってきて～」

「はーい。」

ちょっと待っててねと

こちらに鏡越しで微笑む森本さん