hairsalon【SixTONES】 (ページ2)

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初めての来店ページ2

本当にたまたまだった。

変わりげのない日常で、

連日残業続きで疲れ果ててた中、

久々に定時で帰れることになり

ふらふらと帰路を辿っていた。

たまにはと思って帰る道を少し変えてみたら

新しく出来たらしい外装は黒く看板はシルバーで

とてもお洒落な美容室が存在感を放っていた。

そう言えば最近忙しくて

美容室に行ってないなと気づき

ここ数ヶ月頑張った自分のご褒美にと

その美容室の扉を開けてみた。

《いらっしゃいませ～！》

明るい元気な声で迎えられる

入ってびっくり。

ここはホストクラブなんじゃないかと思うぐらいの

顔面偏差値の高い美容師さん揃い。

店内も黒と白を基調としたオシャレな店内で

とても場違いだったんじゃないかと考えていると

「初めての方ですよね？」

受付にいる金髪が印象的な綺麗なお兄さんに声をかけられた。

貴「は、はい!!あの…急なんですけど大丈夫ですか？」

「誰が切っても構わないのであれば。」

貴「全然大丈夫です！」

そう言うと、金髪のお兄さん予約表らしきものに目を落とし確認をする。

「じゃあ…こちらへ座って待っていてください。」

貴「あ、はい！！」

ワクワクとした気持ちを隠し

案内された席に座る。

どんな美容師さんがくるんだろう……？