∞ヤンマー子育て日記∞３

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章大side


よーいどんのかけ声で隆ちゃんが走り出す

目の前の鉄棒も逆上がりでくるり


クラスで逆上がりできるのは隆ちゃん含めても３人しかいないらしくて
やっぱり隆ちゃんって運動神経ええねんな！


章『隆ちゃんおいでー！』


僕は両手を広げて待つ

そこに隆ちゃんがすごい勢いで飛び込んできてそれをギュッと力いっぱい受け止めた


章『隆ちゃんしっかり掴まりや？』

隆『おん！』


僕はゴールに向かって全力疾走


結果は１位


やったね！



最後はみんなで閉会式をして解散



友『隆バイバーイ！』

隆『バイバーイ！』


友達に手を振ってから、手をつないで保育園を出る


隆『僕今日めっちゃ楽しかった！抱っこも嬉しかった！』

章『おかんも隆ちゃんと二人きりでめっちゃ楽しかったで！
久しぶりに隆ちゃんを抱っこできたのも嬉しかった！
普段抱っこもしてあげれんくてごめんね？』

隆『僕おにぃちゃんやから！』


上３人はあんなんやし、末っ子にはまだまだ手がかかる


４番目やのに『おにぃちゃんやから』なんて言う隆ちゃんが普段どんだけ我慢してるんやろって心がちょっとチクッとした



章『隆ちゃん、お家に着くまで抱っこさせてくれへん？』


隆ちゃんのことやから家での抱っこは恥ずかしがると思って、家に着くまで


隆『ええの？』


こんな時でも遠慮するんやから〜



章『ええの！おかんがしたいんやもん！』

隆『おん！』

章『隆ちゃん重たくなったなぁ〜』



家までのほんの10分

隆ちゃんと二人きりの時間を満喫しよう









end

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