検索窓
今日:32 hit、昨日:15 hit、合計:763,748 hit

私はドラケン派 ページ23

Aside







『ほほう、それでマイキー派とドラケン派ねぇ』

「お前どっち派?」

『私はドラケン派。バジりんは?』

「俺もドラケン派」







マイキーが部屋を出て行ってから直ぐに、私はバジリンの家へと向かった。そこで初めて今東卍で起こっている内部抗争についてを知ったのだった。







「つーかよォ、お前副総長だろ?しっかりしてくれよ」

『本当にね、流石に自分のグループの事は把握しとけよってな』

「結局集会も行くって言って来てねぇじゃねぇか」

『いやぁ、てへぺろ』

「可愛くねぇな」

『嘘でも可愛いって言え』







すると、コンコンと部屋の扉を叩く音がした。扉が開くと、そこにはペヤングを二つ持ったバジリンママが立っていた。私はペヤングを二つ受け取りミニテーブルに置いた。







『バジリンママありがとう』

「はいよー、ゆっくりしてってねー」

「おふくろ、飲みもんも」

「それくらい自分でやんな」







チッと舌打ちをしながら「ちょっと待ってろ」と言って飲み物を取りに行くバジリン。この親子は相変わらずだなぁ、なんて思いながらその帰りを待っていた。直ぐに帰ってきたバジリンは、ガラスのコップに麦茶を注いだ。そしていよいよ食べ始めた私たちは、引き続き内部抗争について話し合う。







「お前アイツら仲直りさせろよ」

『えー、流石に私でも二人から手出されたら勝てないって』

「手出される前提なのな」

『いや絶対殴りかかってくるよ。何なら物とか投げそう』

「それは分かる」



『あ、そう言えば今度武蔵祭りあるんだって。一緒に行こうよ』

「おう、行くか」







あれ?なんか趣旨変わってない?なんて思ったが、気にせず話を続けた。それからしばらく他愛のない話をしていると、バジリンは急に真剣な顔をしてこちらを見てきた。







「…なぁ、最初の話に戻すんだがよ」

『ん?どうしたの?』

「お前には話しておきたいことがある」

『…え?何、告白?』

「違ぇよ!!!話戻すって言ってんだろうが!!」

稀咲という男→←俺は助けたい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (281 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1197人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひめ☆そら(プロフ) - かかさん» そう言って頂き光栄です!ありがとうございます! (2021年7月9日 13時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
かか - 更新楽しみです!無理せず頑張ってください! (2021年7月9日 6時) (レス) id: b7e78c6068 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます!!無理せず頑張りたいと思います! (2021年6月6日 13時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年6月6日 11時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひめ☆そら | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年5月30日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。