【d!】言葉足らずの私は生徒会に勘違いされているようです２

４１話（トントン視点） ページ1

＜トントン視点＞


A 「あの！！トントンさん困ってますよ！！」

モブA 「 …お兄ちゃんとそんなに一緒にいたいの？」

モブB 「うわ、ブラコン〜」














俺が女の子に



絡まれた時



Aさんが助けてくれた












てかこの2人



Aさんが俺の妹



なんて一言も言って無いんに















A 「ブラコンで悪いですか？！お兄ちゃん困ってるんですからやめてください！」

トン (え？)













Aさんはハッキリ



そう言っとった










急にお兄ちゃんって呼ばれて



めっちゃ混乱した












何で急に？？



Aさんにとって



なんか都合がええんやろうか？










なんて事考えとったら



女の子がAさんを見て



なんか話しとった










なに話とるかは



聞こえんけど



悪い話しとるのは



なんとなく分かる



２人すっごい悪い顔



しとるから

















A 「あ、……」

トン (Aさん？)














Aさんの顔を



ちらっと覗き込むと



大きな自分の頬にある



ガーゼを隠しながら



Aさんは今にも



泣きそうな顔をしとった












その瞬間俺は我慢の限界がきた














トン 「Aさんになに言ったんや？」

モブA 「え？」

トン 「Aさんになに言ったんや言っとるねん！！」

モブB 「怪我いっぱいしてたから、どうしたのかな〜って」

トン 「怪我？」














確かにAさんは



自分の怪我を隠しとった














トン 「人には触れて欲しくない物やってあるんやから、発言には気をつけろ」















まぁ、俺が言えた事ちゃうけど














モブA 「ご、ごめん」

モブB 「行こ」














そう言い２人は逃げるように



その場を去った















A 「トントンさん！ありがとうございます！」

トン 「Aさんもありがとうな」















Aさんの目



ちょっと赤いな



まだちょっと潤んどるし

















A 「そういえばトントンさん、私になに聞いてましたっけ？」

トン 「え？」

A 「ごめんなさい、忘れちゃって…」

トン 「いや、やっぱ忘れてくれんか？」

A 「え？」















触れて欲しない事を



掘り探るのは良くないな。




でもその代わり



Aさんが自分で



話してくれるくらいまで


仲良くなろう

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