バレーの“鬼”と呼ばれる少年２【HQ】【男主】

第28話　集合 ページ6

一同は、白鳥沢学園を出て、日向たちとの集合場所である「坂ノ下商店」に向かっている

悠鬼の妹、和鬼もすでにバレー部員たちの輪に溶け込んでいた

山「へぇ、兄貴たちと違ってバレーしてないんだな」

和「えぇ、遊び程度ならしたことありますが…、部活に入って皆さんのように本格的にはしていません、ルールぐらいは把握していますが」

大「てっきり皐月川家はバレー一家なのかと思ってたよ」

皐「まさかw両親は元バスケ部ですよ、まぁじいちゃん達はバレーやってましたけど」

天「ねえねえ、ずっと気になってたんだけど〜、なんで和鬼ちゃんの苗字は“皐月川”じゃないの？」

全-皐.和.牛.天(言った？！絶対他人に言えない家庭内事情があるであろう事案に切り込んでいった？！)

牛「たしかに、それは疑問ではあるが、そういうことはあまり聞かないほうがいいぞ、天堂」

天「あ、やっぱり聞いちゃまずい系だった？！ゴメンネ〜、嫌なら答えなくていいよ〜」

全-皐.和.牛.天(まさかの牛島/さん/若利が注意する？！)

天堂の、少々デリケートであろう質問に対し、牛島が注意を施したことに、皆は驚きを隠せていない

そんな中、悠鬼は口を開く

皐「別にいいですよ、答えても…、俺らの両親離婚してるんすよ、俺が小6の頃に、和鬼は父さんに引き取られたんで、父さんの旧名を今は使ってるんすよ」

天「そうなんだ〜、だから“血筋上”って言ってたんだネ」

和「えぇ、戸籍ではもう他人ですから」

皐「ふはは！実の妹の言葉が胸に刺さるなぁwもうちょっとオブラートに行ってくんないかな？」

和「ちょっと黙ってくんない？」

全-皐.和.弥(妹ツエェ…？！)


そんな他愛無くない話をしていると、すぐに坂ノ下商店についた

店の前には、「烏野高校排球部」と白で書かれた黒いジャージの男たちと2人の少女がいた

日「あ！悠鬼…って、ウワァ？！ウシワカ？！」

菅「え、ほんとだ！？」

田「んでいるんすかねぇ…」


烏野がいろんな(大袈裟な)反応を示している間に、白鳥沢のメンツも様々な反応をしていた

瀬「烏野？って、青城を追い詰めたとこだよな？」

天「ねえねえ悠鬼く〜ん、一緒に勉強するのってこの人たち？」

皐「まあ、そっすねwまさか全員来るとは思わなかったけどwww」

澤「今日はありがとな、皐月川、こんな大勢で押し掛けちゃってすまんな」

皐「いえ、部屋がクソ広い(上にやたら多い)ので、人数的に問題は一切ないので大丈夫っすよ」

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