〇 ページ21
「それで…確認したいことなんやけど…
Aちゃんってしばゆー推しだら？」
「え…」
てつやくんの言葉に体が固まった。
なんで？どうして…知ってるの…？
私の疑問が顔に出ていたのかてつやくんは目の前にあったお茶を飲み干すと話し始めた。
「Aちゃん結構イベントとか来てくれてるら？だから、俺さ顔覚えてて。それでイベントのときしばゆーのぬいぐるみとかつけてたの覚えててさ。だから、LINEのトプ画見た時びっくりしたんよ。
この子イベントめっちゃ来てるしばゆー推しの子やんってなって。でもしばゆーはてつや推しだって言うから」
「…なんで嘘ついたか教えてもらえる？」
てつやくんの優しい問いかけに息を飲んだ。
話してもいいのだろうか。
私がしばゆーのリアコで、本気で付き合いたいって思ってること。
引かれないかな、大丈夫かな…。そんなことを考えているとてつやくんは私の手をとった。
「話しにくかったらいいんやけど、俺が力になれることあったら手伝いたいなって。なんでも話してみい！！笑」
てつやくんが少し笑って私の顔を見た。話しても、いいのかな。そう思うより先にいつの間にか口が動いていた。
「私…4年前からしばゆーのこと本気で好きで…それで…えっと…付き合いたいなぁとかいつも考えてて…しばゆーに推し聞かれた時、しばゆーって言う勇気がなくて…咄嗟に出てきたのがてつやくんで…ほんとにごめんなさい！！」
私がそう言うと、てつやくんは「話してくれてありがとう」と言って、私を抱き寄せた。…抱き寄せた！？え？え！？えぇぇ！？
「て、てつやくん…！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さや - めっちゃ良かった！ (2020年10月30日 11時) (
レス) id: f76329b1fd (このIDを非表示/違反報告)
きこちゃむ(プロフ) - ぴぽさん» 返すの遅くなってごめんね！わかる！！笑てっちゃんいい子すぎて泣きそう…笑 (2020年2月24日 6時) (レス) id: 0f9c21f7de (このIDを非表示/違反報告)
ぴぽ - 最後のちょっと切ない感じが好き！てっちゃんの優しさが伝わってくるし！！ (2020年1月27日 21時) (レス) id: b1e76f0a73 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぽ - うん！！よろしくね〜！ (2020年1月26日 18時) (レス) id: b1e76f0a73 (このIDを非表示/違反報告)
きこちゃむ(プロフ) - ぴぽさん» ありがとううううう！！！仲良くしよしよ！ (2020年1月26日 16時) (レス) id: 0f9c21f7de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きこちゃむ | 作成日時：2019年10月16日 18時
