〇 ページ17
「あ！出てくれた！Aちゃんだよね？？」
「あ、そうです！こんにちは…！！」
謎に誰もいないのに会釈した。
え、待って、声がてつやなんだけどぉ！？
え、本物じゃん…！！！
「急にLINE追加しちゃってごめんね！びっくりした？笑」
「めちゃくちゃびっくりしましたよ笑」
私がそう言うとてつやくんは「俺らのファンだもんね」と言った。
いや、しばゆー私の事どこまで話してるんだ。変なこと言ってないよね！？そう思いながらてつやくんと少し談笑した。
「あ、そういえばさ、今度会えない…かな？」
「…え？」
「確認というか、伝えたいことというか…まぁ会いたいってこと！！」
少し言葉に詰まりながらも勢いで言い切ったてつやくん。その言葉にあの日のしばゆーが思い出された。
" あ と ー … 聞 き た い こ と が あ っ て "
" 東 海 オ ン エ ア の 中 だ っ た ら 誰 が 好 き な の ？ "
会いたい…なぁ。
ふとそんなことを思った自分にびっくりする。
たった2週間じゃん。なのに会いたいとか…。
「Aちゃーん？？」
「…あ！ごめんなさい！！」
そういえばてつやくんと通話中だった…！
私がすぐに謝るとてつやくんは「気にせんでええよ〜笑」と笑って許してくれた。
「こっちこそ変なこと言ってごめんね？やっぱりまだ早いよね、会うとか」
「いえいえ全然…！…会うとしたらいつ、ですか？」
「え？」
てつやくんに会いに行けばしばゆーにも会えるかもしれない。
そんな最低なことを考えながらてつやくんと話を進めていく。
会うのは今週の日曜日。午前10:00。しばゆーと私が出会った公園で待ち合わせ。
「じゃあ楽しみにしとる！」
「私も！じゃあ、また日曜日ね」
「じゃあばいばい」
「ばいば〜い」
そんな話を交わして通話終了のボタンを押す。
なんか疲れたなぁ…。そう思いながらソファにダイブする。
…楽しみだな、日曜日。
しばゆーにも会えたらいいな。
そんな最低なことを考えていたらいつの間にか目の前が暗くなって眠りに落ちた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さや - めっちゃ良かった！ (2020年10月30日 11時) (
レス) id: f76329b1fd (このIDを非表示/違反報告)
きこちゃむ(プロフ) - ぴぽさん» 返すの遅くなってごめんね！わかる！！笑てっちゃんいい子すぎて泣きそう…笑 (2020年2月24日 6時) (レス) id: 0f9c21f7de (このIDを非表示/違反報告)
ぴぽ - 最後のちょっと切ない感じが好き！てっちゃんの優しさが伝わってくるし！！ (2020年1月27日 21時) (レス) id: b1e76f0a73 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぽ - うん！！よろしくね〜！ (2020年1月26日 18時) (レス) id: b1e76f0a73 (このIDを非表示/違反報告)
きこちゃむ(プロフ) - ぴぽさん» ありがとううううう！！！仲良くしよしよ！ (2020年1月26日 16時) (レス) id: 0f9c21f7de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きこちゃむ | 作成日時：2019年10月16日 18時
