１歳差の不良 (ページ9)

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次の日、兄と一緒に学校へ行って教室まで送ってもらった

兄曰く、これも(仮)彼氏の役目らしい

『ありがとね』

「おう」

そう言うと兄は微笑みながら私の頭を撫でた

同級生からの痛い視線＋黄色い悲鳴がチラホラ。

『そこまでしなくて良いのに...』

「はははっ (笑) 」

またいつもの様にはははって上品に笑って兄は教室に帰って行った

それと同時にこちらにやってきたるり。

「待って！待って！A川村先輩と仲良いの？付き合ってるの？ねぇ？！」

『ちょ、落ち着いて...』

私に飛びついてきたるりは必死な顔で質問をいくつもしてきた

るりだけには事情を話そうと別の場所へ移動

「あぁ、なんだ...そういう事か」

説明を終えるとるりはホッと胸を撫で下ろした

『るり、お兄ちゃんの事好きなの？』

「いやいや、そんなんじゃないよ。憧れってやつ？」

キラキラした目で私にそう言うるりが少し可愛く見えた

お兄ちゃんにガチ恋なんてやめた方が良い。笑