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外に出るとなぜか電信柱にもたれかかる北人くんの姿
昨日離れるって決めたばっかりなのに…タイミング悪いな
多分お兄ちゃん待ってる
とりあえず挨拶だけはしておかないとね
『おはよう、北人くん。お兄ちゃんならもうすぐ出てくるよ』
「あ、いや……お前待ってた」
なぜか北人くんの甘ったるい言葉に聞こえるそのセリフにドキッとしてしまった
『え、あ〜そう…なんだ。ははっ』
うんっと言って私の目の前に来る北人くん
なんか変に意識しちゃって心臓がうるさい
胸に手を当ててふぅ〜と息を吐くと北人くんは私の目をしっかり捉えた
「……俺に、Aの事守らせて下さい」
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作者名：苺大福 | 作成日時：2019年6月18日 22時
