１歳差の不良 (ページ42)

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『べぇーだ。捕まえられるもんなら捕まえてみな！ぶぁーーか！』

私はあっかんべーをしながら挑発

「っんだとコラ！」

廊下中を走り回り先生に何度か注意されたけどそんな事お構い無し。

それから私達は走り続けとうとう学校外へ。

『…ﾊｧ…ﾊｧ…どこまで追いかけてくんの、』

もう死にそうなぐらい走り続けてるけど北人くんは諦めず追っかけて来る

「いっぺんしばくって言ったろ」

息すら切れていない

化け物か。

何とかまいてやろうと最後の力を振り絞って全力ダッシュ

「あっ！まてこら！」

北人くんも負けずに追っかけて来る

角を曲がったところでもう走れない。逃げきれない。と心が叫んでるので私はその場にしゃがみ込んだ

北人くん本気でぶってきそう……やだな

覚悟して体を丸めてみた

……けど北人くんはなかなかやってこない

むしろ足音すら消えた？

まぁ、一応ね。

角から顔をひょっこり出すとあの目立つ金髪がちらっと見えた

『……え。』

金髪の頭は見えたけど何故か怖そうな人達3人に囲まれてる北人くん

かなりの派手髪の3人は北人くんより背が高く見下ろしている

なにゆえ、