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「なんで昨日逃げたんだよ」
『はて。なんのことやら』
朝イチから怖い顔して教室に入ってきた北人くんは私の席の前に来るとドンッという音を立てて私の机に手を置いた
「とぼけるな？暴言だけ吐いて逃げやがって……お前足速いんだよ！すげぇなぁ！！」
『褒めてるの？貶してるの？』
今日も今日とてクラスの視線は私たちの方へ
「なんで逃げた？」
『特に理由は』
「やっぱ逃げたんじゃねーか！」
しつこいな……うるさいな……。
あんな勘違いして逃げたとか言えるわけないじゃん
真顔を貫き通し北人くんが諦めてくれるのをただひたすら待つ。
そしたら北人くん。いきなりの爆弾発言投下。
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作者名：苺大福 | 作成日時：2019年6月18日 22時
