１歳差の不良 (ページ14)

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吉野北人はそっぽを向いてダルそうに頭をかいていた

お兄ちゃんに無理やり連れてこられたっぽい。

「壱馬先輩！初めまして、Aの友達の神川るりです」

るりはお兄ちゃんを見た途端に挨拶。

「あぁ、この子がるりちゃん。Aからいつも聞いてるよ」

るりは頬に手を当ててきゃーって私の肩を軽くべしべし叩いてきた

『で、なんでお兄ちゃん呼び出したの』

「何となくやけど4人で出かけようと思って」

え？なんでこのメンツ？

私とるりは吉野北人とはほぼ初対面だしいきなり遊ぶって…

すると吉野北人は

「いや、俺はパス」

そう言って背を向けると吉野北人は私達と反対方向に歩き出した

「良いんか？ほくとくん？」

お兄ちゃんは不敵な笑みを浮かべながら背を向けて歩く吉野北人にそう言った

吉野北人は見向きもせずただただ歩き続ける

するとお兄ちゃんは、あーあ。と笑って

「吉野北人はーー！！1年のか……」

いきなり叫びだしたお兄ちゃんに吉野北人はビクッと反応してこちらにダッシュで戻ってきた

「おい、てめぇ…」

「よしじゃあ行くか」

吉野北人に胸ぐらを掴まれてるのにも関わらず兄はまたはははと笑って私の隣を歩いた