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「ただいま〜」
「あら、噂をすれば」
丁度、息子の話になった時、目当ての人物が帰ってきた。
彼はリビングに入るや否や、誰だ、と母に問うた。
「初めまして、お向かいに引っ越してきた、
「工藤新一。5歳」
と、彼はぶっきらぼうに言った後、子供扱いすんなよな、と呟いた。
そんな彼を見て、彼女、有希子さんは、彼の頭に鉄拳を喰らわせた。
頭に膨らむたんこぶが痛々しく、私は苦笑を浮かべた。
彼は即座に正座させられ、説教を受けていたのだが、私と優作さんは優雅に紅茶をすすり、アップルパイを口に運んでいた。
「ごめんなさい」
「大丈夫よ。私こそごめんね?子供扱いされたくなかったよね」
「だって新ちゃんには、好きな子がいるんだものね!」
「うっせー!!」
またギャーギャーと騒ぎながら口論を始める2人を、私と優作さんは微笑ましく見つめていた。
「賑やかですね」
「ああ、とても楽しいよ。
「有難う御座います。また来ますね」
ええ、またいらっしゃい、と有希子さんは綺麗な笑みを見せた。
私は工藤夫妻にお礼を言い、新一君にまたね、と告げ、工藤家を後にした。
……なんてついていたのだろう。
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A - 何がしたいのかいまいちわからない。組織を壊滅したいとか言ってる割には ムカついたからクラスメイト殺します。とかやってること犯罪者だし、思考がガキ。読んでてただただ主人公に嫌気がさしました。 (2018年9月1日 0時) (レス) id: 2f4ff48b26 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - うららkさん» 有難うございます!ご期待に添えられるよう、これからも頑張っていきます! (2017年2月17日 16時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - とても面白かったよ!更新頑張ってね(^ω^) (2017年2月17日 15時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サラン | 作者ホームページ:http://uranai.
作成日時:2017年2月14日 18時