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「どうも、改めまして、向かいの家に住むことになりました、麝香(じゃこう)咲莉(えみり)です」




これ、宜しければどうぞ、と箱詰めをした手作りのバラアップルパイを差し出した。
彼女はまあ、と言い、微笑みながらアップルパイを受け取った。




「折角だから、中でお茶しない?」



「え、大丈夫なんですか?」



「全然!夫も中に居るし、紹介がてらに」



「それじゃあ、お言葉に甘えて…」



こうして私は工藤家の中へと潜入に成功(規格外)した。
中はとても広々としていて、私の家と良い勝負をしている。
リビングへ通されると、私はソファに腰掛けた。
紅茶を前に置くと、彼女は夫を呼びに行った。




「初めまして、向かいに越して来ました、麝香咲莉と申します」



「礼儀正しい子だね。初めまして、工藤優作だ。彼女は妻の有希子」



「元女優なの!」



「存じております。元女優の藤峰有希子さんですよね?そんなお方とお茶をご一緒できるなんて、とても夢のようです。」




ニコり、と微笑みながらそう言うと、彼女は両頬に手を当て、顔を赤く染めながら喜んだ。




「それにしても、よく出来たケーキだ」



「作り方は簡単ですよ。タルトを作って上に薄くスライスしたリンゴを並べるだけですし」




薔薇の形に整形されたアップルパイを見て、優作さんは感嘆の声を漏らした。
簡単だ、と言う私に、有希子さんも称賛の声を上げる。




「私達にはね、来年小学生になる息子がいるのよ〜!」




来年小学生。と言うことは、現在5、6歳で、後11年後に原作が始まる。




「私の10下ですね…」



「あら、咲莉ちゃん、16歳なの?」



「今年の11月20日で16歳です」



「あらぁ!若い内に恋人を作りなさいよ!」




咲莉ちゃん、可愛いんだし、と彼女は言う。
当然だ。今の私の姿は普段の顔にウィッグを被せてカラコンを付けただけ。
顔立ちが良いのもその為だ。




「有難う御座います。有希子さんには負けますよ」



と言うと、彼女は上手ねぇ、と言い、また笑った。
取り敢えずこれで工藤夫妻とは距離を縮めれた。
後は、息子に近づいて毛利夫妻とも仲良くすれば完璧だ。

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設定タグ:名探偵コナン , 転生トリップ , 安室透/降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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A - 何がしたいのかいまいちわからない。組織を壊滅したいとか言ってる割には ムカついたからクラスメイト殺します。とかやってること犯罪者だし、思考がガキ。読んでてただただ主人公に嫌気がさしました。 (2018年9月1日 0時) (レス) id: 2f4ff48b26 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - うららkさん» 有難うございます!ご期待に添えられるよう、これからも頑張っていきます! (2017年2月17日 16時) (レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - とても面白かったよ!更新頑張ってね(^ω^) (2017年2月17日 15時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サラン | 作者ホームページ:http://uranai.  
作成日時:2017年2月14日 18時

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