鬼殺隊闇柱 魔法の世界で鬼を狩る

闇柱のゴール ページ42

➷ ➷ ➷





レモン・アーヴィンside




「なっ…、なんでわざわざ助けに来てくれたんですか…」



あの時、私は2人を騙した…。なのに、なんで助けに…っ




「……いや。諸事情が僕みたいな感じだったらなんかカワイソウだと思って。」



「……っ、」



『……、私は別に"人を助けるのに論理的な考えは要らない"かなって…思っただけです。』



「…っ、〜〜」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





Aside





あの後、アーヴィンさんと別れたあと私はというと…








「おい!美少女が見えてきたぞ!!」



「うぉ!まじか…!!って、今回はかなり時間がかかったな」











『…、』






ゴールの手前まで着いてきていた。


秒もかからなかったな、(



あと一歩で私はゴールする。この1歩を踏み出せばもう後戻りはできない。




……、まぁ別に後戻りしなくてもいいか。戻る理由なんて私には…、













┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





「私はレモン・アーヴィンといいます！！」

「び、美少女さんはとてもお強いんですね…！お顔も可愛らしいですし…っ、とても尊敬します！」

「好きな食べ物はなんですか？私はイチゴですっっ」





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈







私はあまり感情が顔に出ないから、みんなからは距離を置かれる。…他にも理由はあるらしいが、



だけど、アーヴィンさんは怯まずに私に必死に話しかけてきた。


わざとでも罠に引っかかってるアーヴィンさんを助けたら、とても眩しい笑顔で感謝してきた。

きっと、あれは嘘なんかじゃない。嘘偽りのない笑顔。





…もしも友達になれたら、











………。いやだけど、アーヴィンさんのしたことはいくら弱みにつけ込まれたとはいえ…、

















┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈










「炭治郎。君はなんで誰にでも手を貸すんです。時間の無駄だと思ったりしないんですか？」




いつの日か聞いた炭治郎への疑問。

炭治郎はどんな人でも手を貸す極度のお人好し。



分からなかった。その原動力がなんなのか。なぜそんなにも人を助けようと思えるのか。




「…そう、だなぁ。とくに考えた事はなかったなぁ。」



『……え、？』

闇柱の直感→←闇柱とレモン・アーヴィン

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す