鬼殺隊闇柱 魔法の世界で鬼を狩る

闇柱が知らないマッシュ・バーンデッドの気持ち 2 ページ36

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マッシュside






『お互い頑張りましょうね。』



「…うっす」




初めて聞いた君の声は少し冷たいように聞こえるけど、とても透き通っていて、とてもクセになるような声だった。






これから始まる試験のせいですぐに会話は途切れてしまったが、君に応援してもらって断然やる気がでてきた。

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あれから、どんどん試験をクリアしていった僕は彼女を探していた。

彼女の応援のおかげでやる気もでて順調に事がすすんだ。



お礼をいい訳に、また話せたりしないかな…、






「…ぁ、いた……！」






僕が見つけた彼女は試験が始まる前と同じように、黄色い目を伏せて斜め下をむいていた。

…やっぱり綺麗だな、なんてことを考えながら僕は彼女の名前をきいた。







『…。A・エイミーです。』








A・エイミー……。A、A……。


僕は噛み締めながら何度もここの中で名前を言った。
名前を聞いただけなのになんで、こんなにも幸せな気持ちになるんだろうか…。














この感覚がなにか考えてる僕にある事件が起きた。
















『「…！！！」』

















彼女とキスをしてしまったこと。



「……、」



苦しい。けど…………、なんだろう。この感覚は…、

いや、その前に謝らないとだよね。助けても貰ったんだし、





僕が謝った後、Aちゃんはなぜか慌てたように謝ってきた。
なんでも、僕にお付き合いしてる人がいると勘違いしたらしい。





「…いや、僕恋人とか居ませんけど」

『…え？い、いない…？』



少しほっとしたAちゃんはすぐにいつものクールな顔に戻った。
感情はあんましわからない人だと思ったけど、よく見ればわかるんだな…、



『…。ならあの時慌ててたのは単純に私との接吻が嫌だった、? …………、まぁ普通そうだよね。会って数時間の女と接吻なんて、』




微かに聞こえたAちゃんのこの言葉。

なぜか、ケビンの所にちくりと痛みがした。






「…。別に嫌じゃなかったですよ。」






なにも考えずに出たことセリフ。

自分でも正直驚いたが、Aちゃんとキスした時嫌な気持ちがしなかったのは本当だった。



『……ぇ？』




少しだけ、ほんの少しだけ目を開くAちゃんは…_



















とても愛らしかった

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