鬼殺隊闇柱 魔法の世界で鬼を狩る

闇柱の最期 2 ページ2

➷ ➷ ➷






_… そこにいた師範は、伊黒さんに抱き抱えながら見るに堪えない姿でいた。















「伊黒さんと食べるご飯がいちばん美味しいの

だって伊黒さんすごく優しい目で私の事見ててくれるんだもん…



伊黒さん。伊黒さん。おねがいっ

生まれ変わったら、また人間に生まれ変われたら、

私の事お嫁さんにしてくれる？
」















『っ、！！！！！』






そ、んなのだめだ…


師範は、っ…ずっと、伊黒さんの事が好きだった…、






なのにっ、今更…っっ










「勿論だ。
君が俺でいいと言ってくれるのなら、

絶対に君を幸せにする。

今度こそ死なせない。必ず守る…」








『だ、め…っ』



「っ、あ！A様…！！！？」







必死に師範のところまで走った。

痛い体に鞭を打ちながら。


いつもなら秒で行ける距離なのに、何故かこの時だけは何時間にもかかったような気がした。










『っ、し、はん！！師範！！！！』




「なっ、A…？」


「っ、A…？あ、ぁ…良かったぁ、無事なのね…っ」




『っ〜！！』





私が無事じゃダメなの…！貴方が生きてくれないと、っ


じゃないと、私、っ





どうにかして、師範を助けられないの…？どうにか、っ



















『ぁ、』







…そうだ、闇の呼吸の終ノ型に………、


まだ、使ったことは無い。だが、今ここでやらないといつやるのよ…っ






「…っ、A。甘露寺は、もう…っ」





伊黒さんの傷は大丈夫そう…。なら、師範に…っ






『…っ、大丈夫です。師範。必ず、っ…私が助けてみせます、っ』

闇柱の最期 3→←闇柱の最期 1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す