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「いてらー、気をつけて」





閃ちゃんを見送ってからする事は食器の片付け。



家事なんてしなかった俺が、同棲を初めてからするようになった。



とは言っても、食器洗い、洗濯、風呂掃除くらいで、飯を作ったり家の掃除をしたり買い出しをしたりはあいつがやっている。



あいつは家に友達も呼ばないし、平日はいつも仕事だし、2年半も一緒にいるのによく分からない人間だ。





「…することねえなぁ」





食器洗いが終われば、とりあえず朝の俺の仕事は終わり。



どさ、とソファに凭れると、急激に襲う眠気。



くあ、と大きな欠伸をすれば、窓から差し込む光を遮断する様に、クッションを顔に押し付けて意識は闇へと消えてしまった。



それからどれくらい過ぎたか、起きたのは昼を少し過ぎた頃。ガシガシと頭を掻きながら、乾いた食器を片付けていく。



冷蔵庫を開けると、あいつが作っておいてくれた昼飯が。



作ってくれるのは嬉しいけど、1人で食う飯は美味しくない。



はぁ、とため息を吐き、スマホを取り出した。





−−−−−





葛葉@Vamp_Kuzu

夜やるかもやらないかもかもやるかもかもかも





−−−−−





ツイートをすれば、瞬く間にリプが舞い込んでくる。





>りょ
>どっちやねん
>最近朝規則正しいし夜も規則正しいじゃん彼女できたんか?
>夜何時頃〜?





1つのリプに目が止まる。





「…女じゃねーーーーよ」





はぁ、またため息が零れた。





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作者名:ヨッコラセ | 作成日時:2022年9月7日 11時

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