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「閃ちゃんとコラボ?」





俺がそう聞き返すと、違うんですよ、とマネージャーは少し焦ったように否定をした。何か嫌な顔でもしたかな、俺。





「葛葉さんが良ければ、の話なんですよ。きっとリスナーの皆さんも気になっていると思いますし、彼と話している葛葉さんは本当に楽しそうなので、見ていてきっと楽しいと思うんです」



「…ふーん、まぁ、ありっちゃありかなぁ」





あいつはゲームが下手だし、考えたこともなかった。もう配信に声も乗っているし、今更なんだろうけど。



でも、配信をしてあいつの仕事に影響が出たら、と考えてその場で返事はできなかった。



幼稚園児だってゲーム実況や配信は見るし、そこでバレたら、きっと面倒なことになるし。





「え?別にいいよ」



「え、いいの」





そんなことを考えながら家に帰ると、先に閃ちゃんが帰ってきていた。



俺は少し時間をおいて配信の話をすると、案外すぐに返事が返ってきた。





「うん、楽しそうだなって思っていたし。…ああ、別にデビューしたいとかそういう話じゃなくてね」



「ん。一緒にゲームする、って感じでしょ」



「そうそう、別に声でバレないって」





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作者名:ヨッコラセ | 作成日時:2022年9月7日 11時

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