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「じゃあまた時間があったらですねー」
「6人でやるって言ったらほかにも人来そうだけどな」
「叶くんとか、ガクくんとか、ずるい!て騒ぎそうですね」
6人でテーブルを囲み、他愛もない話をしていた。6人でコラボしたら楽しいだろうね、とか、なんのゲームする?とか。
俺は叶とのコラボが多いけど、別にほかの人を拒んでいるわけではないし、楽しくゲームができるならやりたい、とは思う。
和気あいあいとした雰囲気を遮ったのは、開いた扉の音。
「時間でーす」
ろふまおの休憩時間が終わったらしい。俺も打ち合わせがあるし、三枝師匠はこれから帰るところだったらしい。
じゃ、また話そう、なんて言って別れて、大きな欠伸を一つ。
腹減ったなぁ、今日の晩飯何かなぁ、シャンプーこの間詰め替えたからストックがもうないなぁ。そんなことを考えて打ち合わせに向かう。
俺に似て相変わらずいい加減なマネージャーと今後の話をしていく中で、不意に、人の名前が出た。
「もしよければなんですけど、閃さんとコラボ、っていうのもいいかもしれないですね」
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作者名:ヨッコラセ | 作成日時:2022年9月7日 11時