#１５４ -RYOTA side‐ ページ7
．
Aがリーダーを任命されてから早5日。
合宿をしたまま、年越しを迎えようとしていた。
「ここ、やっっぱりなんか良いね」
龍「そやな … 」
龍友くんと2人テラスでAが淹れてくれたあったかいコーヒーで手を温めながら、夕日の綺麗な海を眺めている。
「全部忘れられて … 好きな子のことだけを考えていられる … 」
龍「やっとお前にもその気持ちが理解できるようになったか」
ここは、リサさんと龍友くんの隠れ家だった場所。
2人が逃避行して、誰にも見つからないような場所はないかって言われて僕が用意した別荘みたいなところ。
だから、龍友くんはここの鍵を持ってたから無断で入れるわけ。
コーヒーを啜る龍友くんの横顔を見てると「なんやねん」と恥ずかしそうに目を逸らされてしまった。
「龍友くんって、カッコイイなぁ〜って」
龍「きっも、男に言われても嬉しくないわ」
「だって、ほんとのことだもん」
僕は龍友くんがいなければ、今ここにいることもなかった。
全ての始まりは、全部龍友くんが作ってくれた。
「卒業しても … 一緒にいてね … 」
こんな人がAの近くに居れば、きっと彼女のことを助けてくれるはず。
龍「今日のお前、ほんまキモイな … どうした？」
龍友くんにだったら、言ってもいいよね …
僕の、本当にやりたいことを …
僕の内に秘めていた想いを、全部龍友くんに打ち明けた。
目を丸くして、怒鳴り声にも近い声で怒ってくれて …
「だから、Aのことよろしくお願いします」
僕より、龍友くんの方が悔しそうにしていて、悪いことしちゃったかな？
テラスの幅の広い手すりにコーヒーカップを置いて、僕の正面を向いて不器用に笑う龍友くん。
龍「任せろ」
丁度僕らの話が終わった時、Aが寒そうにテラスへと現れた。
『ご飯の用意できましたよ』
「了解、今行く」
いつもと変わらない笑顔で、彼女に微笑む僕。
『涼太くん … ？』
「 … ん？」
何故だか心配そうにしている彼女。
『なんでも、ないです … 』
�爛灰讚瓩魴�に打ち明けたら、Aはどうする … ？
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あ - 誤字多すぎなんだけど萎えるわ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - okppp212さん» コメントありがとうございます！そうなんです、あの漫画モチーフで書かせて頂いております！大好きなんですよね...あのバンドが... (2019年10月16日 21時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
okppp212(プロフ) - やっぱり好きな漫画のやつだ！ってこの章で発覚して楽しみで読ませていただいてます！がんばってください！ (2019年10月16日 21時) (レス) id: fb074e63b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年9月11日 14時
