#１９２ ページ44
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次の日、昼休みに1人になりたくてお弁当を持って屋上へ出た。
素早くお弁当を食べて、あとの時間は自由時間。
汚れることなんて気にせずに寝転がり、夏に染まりつつある空を眺める。
『届くと … いいな … 』
1人の静かな時間はそう続かず、屋上へと繋がる階段の方が騒がしくなってきた。
――――――――――ガンッ！！
転がり込むように見慣れた顔がよろけながら現れた。
「「Aさん … っ！！」」
『 … はい？』
上半身を起こして、もの言いたげな2人の顔を凝視する。
北「文化祭、なんでいきなり … っ」
壱「歌うって … っ、大丈夫なんすか！？」
もう知ってるのか。
今日、文化祭のステージ発表に立候補した。
実行委員長に直接渡しにその人の教室に行ったら、どよめきがすごかった。
『早いね、情報が』
壱「俺のクラスに実行委員会の奴がいて速攻教えてくれましたよ」
北「壱馬から聞いて、俺嬉しくて飛び跳ねちゃいましたよ！！」
クラスが違うのに、こんなに仲の良い2人。
1人になった私には羨ましてたまらない対象。
『 … 大袈裟なんだから』
でも、2人の笑顔が嬉しかった。
私が歌うことで、笑顔になってくれる人は確実にいる。
それだけで、今の私には自信に繋がる。
2人に挟まれるように座り直す。
『あのさ、一つ相談さんだけど … 』
私が2人に相談することなんて滅多にないことだから、食い気味で噛り付いてきた。
北「俺らにできることならなんなりと！！」
壱「できないことでもなんとかします！！」
ちょっと迫力に押されて身を引く。
『え、えっと … バンドメンバーを … 』
現状��AGEHA�瓩�いない。
龍友くんは卒業生だし呼べば喜んで来てくれると思うんだけど、他のメンバーが足りない。
最低でもギターはいないとどうにもならない。
私の相談に、2人は顔を見合わせてニヤつく。
壱「先輩 … その問題、すぐ解決できますよ」
『え、もしかして知ってる？できる人』
北「だって、目も前に居ますもん」
目の前に、いる … ？
北ちゃんと、壱馬が … ？
『え、できるの … ？』
自身満々の笑顔を見せてくる2人は、肩を組んで自慢してくる。
北「AGEHAが今まで披露してきた曲は完璧に弾けますっ！」
壱「2人で磨いてきた技術、披露する時が来ましたねっ！！」
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あ - 誤字多すぎなんだけど萎えるわ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - okppp212さん» コメントありがとうございます！そうなんです、あの漫画モチーフで書かせて頂いております！大好きなんですよね...あのバンドが... (2019年10月16日 21時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
okppp212(プロフ) - やっぱり好きな漫画のやつだ！ってこの章で発覚して楽しみで読ませていただいてます！がんばってください！ (2019年10月16日 21時) (レス) id: fb074e63b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年9月11日 14時
