#１９１ ページ43
．
『こんなリーダーじゃ、みんな安心して戻ってこれないですよね』
無理矢理笑って見せた。
こうでもしないと、自分が壊れてしまいそうだったから。
メン「AGEHAがライブ審査で歌ってた曲、なんだっけ … ？」
『曲 … ？』
メン「ほら、�爐海寮次銑瓩箸�で始まるやつ」
in NO hurry to shout;の��Close to me��
その歌詞を思うと、まるで今の私ようで …
メン「その歌、今届けたい人がいるんじゃない？」
『届けたい人 … 』
遠い国で目標に向かってる涼太くん。
きっとどこかで好きな音楽をやってる玲於。
胸の辺りが熱くなって、ぎゅっと握り締める。
タイミング良くベースのメンテナンスも終わり、弦がピカピカになって音も調子が良くなっていた。
メン「奥のスタジオ、今日は空いてるよ」
大切な音楽だったのに、どうして今まで気付かなかったんだろう。
それだけ自分のことで目一杯になっていて、他のことに目がいかなかったんだ。
私には、これがある。
私には大きいベースを、思い切り抱き締めた。
久しく感じることがなかった空気感。
スタジオの中は、独特な香りで私を包み込む。
ここで、始まった。
涼太くんがいて。
玲於がいて。
龍友くんがいて。
私がいて。
この4人じゃなきゃできなかった音楽。
1人が欠けても成立しない音楽。
手慣れた手つきでマイク機材のスイッチをオンに。
スタンドマイクの前になって、両手を掛ける。
肺を満たすように息を深く吸う。
�爐任�るよね、私��
自分に問いかけてみる。
�爐任�るよね�瓩犬磴覆き爐笋襪鵑性�
やななきゃいけないんだ。
今の気持ちを歌に乗せて。
届けない人に届けなくちゃいけない。
覚悟は、決まった。
「この声、届きますか … 」
�爐△瞭�のうた��
�爐修�信じてきた��
�犇�びながら��
お世辞にもあの時程の迫力はなく、正直言って最低なものだった。
半年で、こんなにも技術は落ちるものなのかと痛感する。
でも、満たされていた。
歌うことの楽しさに、再び出会えた喜び。
私のやりたいこと、やっと思い出すことができた。
．
https://www.uta-net.com/song/239559/
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あ - 誤字多すぎなんだけど萎えるわ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - okppp212さん» コメントありがとうございます！そうなんです、あの漫画モチーフで書かせて頂いております！大好きなんですよね...あのバンドが... (2019年10月16日 21時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
okppp212(プロフ) - やっぱり好きな漫画のやつだ！ってこの章で発覚して楽しみで読ませていただいてます！がんばってください！ (2019年10月16日 21時) (レス) id: fb074e63b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年9月11日 14時
