#１７８ ページ31
．
『そんなの … っ』
今の彼でも十分だったのに。
なんで彼はそこまでして変わろうとしているのか …
直「今まではご両親に強制されてやってきた音楽なんです」
英才教育を受けて、一流の技術を手に入れた涼太くん。
彼曰く、それは�爐發蕕辰伸瓩發硫瓩�ないらしく。
直「自分の�牴鮫瓩函⊆�分で見つけたいんだと思います」
直己さんがジャケットの内ポケットから出したのは、あの時車の中で見た小さな箱だった。
直「涼太さんからです」
それを受け取り、箱を開けてみる。
そこにはシルバーリングが小さく輝いていた。
シルバーリングを箱から取り出してみると、リングの中に刻印がしてあるのが見えた。
私たちの名前のイニシャルともう一つ。
��WITH YOU(あなたと共に)��
『こんなもの、用意してくれてたんですか … 』
直「皆さんで合宿をしている時、涼太さんから頼まれて用意致しました」
『いつの間に … っ』
そのリングは、私の左での薬指にピッタリで。
教えたこともないのに、涼太くんにはすべてお見通しなんだと思うと、くすっっと笑っていた。
直己さんはそんな私を見て、一緒に喜んでくれた。
『ありがとう、ございます』
直「私は何もしておりません。すべて、涼太さんの考えたことですので」
指にはめたリングを触ってみたり、光に当ててみたり。
しばらくそれから目が離せなかった。
ティーカップも底が見えた頃。
直己さんは今日は遅いから送っていってくれることになった。
一度は断ったんだけど、「Aさんに何かあったら涼太さんに合わせる顔がありません」と直己さんの一点張り。
しょうがなく送ってもらうことにした私。
直己さんが車の準備をするため、出て行ったあと。
持ち上げた鞄からヒラッと白い封筒が落ちた。
『そうだ、これ … 』
後ろに書かれた�猜甸麥誕性瓩諒源�。
今朝、学校の机の中に入っていた涼太くんからの手紙。
あの時は開けるとこができなくて、まだ封すら切ってない。
とりあえずそれをジャケットのポケットにしまい、直己さんの車に乗り込んだ。
家に着くのは早いもので、数十分の距離が数分に感じられた。
車を降りる際、直己さんに問いかけてみる。
『直己さん』
直「はい、何でしょうか？」
『たまに、遊びに行ってもいいですか … ？』
直「もちろんです、いつでもいらしてください」
．
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あ - 誤字多すぎなんだけど萎えるわ (2019年11月10日 16時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - okppp212さん» コメントありがとうございます！そうなんです、あの漫画モチーフで書かせて頂いております！大好きなんですよね...あのバンドが... (2019年10月16日 21時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
okppp212(プロフ) - やっぱり好きな漫画のやつだ！ってこの章で発覚して楽しみで読ませていただいてます！がんばってください！ (2019年10月16日 21時) (レス) id: fb074e63b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 0時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年9月11日 14時
