#３３ -ALAN side- ページ33
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女「ねぇ亜嵐、今日夜あそば … 「うるさい」
ごめん、それどころじゃないんだ。
好きな物 … 女の子
そう事務所のプロフィールに書いてあるぐらい女の子は大好き。
でも女に構ってるほど暇じゃないんだよ、今の俺は。
隼「 … あーあ、今の子もう遊んでくれないんじゃない？」
「別にいいよ、他にも女いっぱいいるし」
隼「うわ … っ、それ絶対本命の子に言っちゃダメなやつだからね」
学校の休み時間、俺の机に腰掛けて見下ろしてる隼の視線の先にあるのはいろんなフレーズを殴り書きした紙。
隼「まだ、形になんない？」
「 … るさいな、茶化しにきたなら帰れよ」
隼「はいはい、ごめんなさい」
歌詞が出来上がらない。
というか歌詞も、曲も、何もかもできない。
それもこれも全部玲於のせいだ。
アイツがPIERROT辞めるって言ってから、全く何も浮かばなくなった。
オーディションの日に披露することになってる新曲。
応募してきた子達の背中を押してあげられるような応援ソング。
そこで躓いた。
「 … 隼、お前はさ」
シャーペンを放り投げ、隼顔を見上げる。
「玲於、戻って来ると思う … ？」
隼「そんなの決まってんじゃん」
机から転がり落ちそうなシャーペンを手で止めて、力強い眼差しで答える。
隼「戻ってくるよ、絶対」
隼はそのままシャーペンをドラムスティックのように指でくるくる回す。
隼「あともう1つ、俺の予想教えてあげよっか」
「何」
隼「玲於は失恋して戻ってくる」
うわっ、キッツ。
ターンッとシャーペンで机を叩いてから、それを俺に返してきた。
「本気でそう思ってんの？」
隼「 … 自分守って失敗しそうだよ、あの感じだと」
「でも、彼女はいい子そうだったけど」
あの日、アイツの学校の校門であった子が玲於の好きな子。
見てすぐわかった、直感で。
俺に向かって｢ごめんなさい｣って頭下げて玲於の為に謝れるなんてすんごい子だなって …
オマケに、めっちゃ可愛かったし。
「あーあ、俺もあの学校行ってるはずだったのになぁ」
隼「まぁ、受験当日の試験中に爆睡した僕らがいけないんだけどね。笑」
「おい、それ言うな」
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夜天(プロフ) - 美心さん» 亜嵐くんの誕生日ですか！？羨ましい(泣)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年11月10日 9時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 私は8月4日に参戦して来ました！更新頑張ってください！ (2018年11月9日 22時) (レス) id: 3a297c68b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 佐野玲於の名無しのfanさん» ありがとうございます！まだまだ最後を迎えるのは先なので最後までどうかお付き合いください！ (2018年10月16日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
佐野玲於の名無しのfan(プロフ) - オチが気になる〜！！読み終わったとき心臓がキュンキュンします！続き頑張ってください！ (2018年10月16日 0時) (レス) id: 24c1463825 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - あゆんさん» ありがとうございます！これからもきゅうってさせちゃいます！！ (2018年9月30日 6時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年9月10日 23時
