#２５ ページ25
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『涼太 … 先輩』
2人きりの昼休みの音楽室。
突然、私のクラスに来た先輩に拉致られ、瞬く間に「片寄涼太が女の子と仲良くしてる」と噂が広まり、今学校中の王子ファンが押し寄せて今にも鍵の閉まった音楽室の扉を押し開けて来そうで怖い。
「ちょーっと凄いことになり過ぎたかな。笑」
『自分がどれだけ人気あるかわかってます … ？』
「そんなの興味無いし、僕」
きっと涼太先輩は、数原先輩とお友達になったから性格がこんな感じになっちゃったんだろうな …
「Aちゃん、やっと名前で呼んでくれるようになったんだ」
『え、あ … はい、一応 … 』
あの日から、�猴�達�瓩箸いΥ愀犬砲覆辰燭�ら先輩後輩感はやめようって涼太先輩な言われ続けていて。
やっと名前で呼べるようになったのは1週間経った頃。
初めは恥ずかしいし、照れくさくて呼べなかったんだけど、そろそろ呼んでほしいって急かされて今の�猯誕誓菁抬畍討咾砲覆辰拭�
本当はタメで先輩なんか付けなくて良いって言われたけど、この今の状況でそんなことしたらきっとファンの人たちに殺される …
想像しただけで怖い、怖すぎる …
今の状況を楽しんでそうな彼に呆れながらも、その楽しそうな横顔に見とれてる私がいる。
こんな人とバンド組むなんて恐れ多い、なんて考えはいつの間にか消えてて。
ちょっと優越感に浸ってすらいる。
「なーに？そんな僕のこと見つめて」
視線に気づかれて、嬉しそうな笑顔で顔を近づけてきたから思わず逃げた。
気づけば頬も耳も赤く染まり、体温も上がってる。
私もこの人にやられちゃった … ？
でも、それをかき消すように浮かぶのはやっぱりあの人の顔。
教室から連れ出される時、玲於は冷たい目で私のことを見てた。
思い出すだけで、胸が … 痛い。
痛くて、クラクラして …
『 … あ、れ』
平衡感覚がおかしくなって、視界が歪む。
体を支えることが出来なくなり、力を失った体は床に倒れ込んだ。
「Aちゃん … ！？」
遠くで涼太先輩が私のことを叫んでる声がする。
「大丈夫です」って声に出したいのに、口は動いてくれず、荒々しい息だけが零れて …
フワッと身体が浮き上がるのを感じて、そこで記憶は止まった。
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夜天(プロフ) - 美心さん» 亜嵐くんの誕生日ですか！？羨ましい(泣)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年11月10日 9時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 私は8月4日に参戦して来ました！更新頑張ってください！ (2018年11月9日 22時) (レス) id: 3a297c68b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 佐野玲於の名無しのfanさん» ありがとうございます！まだまだ最後を迎えるのは先なので最後までどうかお付き合いください！ (2018年10月16日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
佐野玲於の名無しのfan(プロフ) - オチが気になる〜！！読み終わったとき心臓がキュンキュンします！続き頑張ってください！ (2018年10月16日 0時) (レス) id: 24c1463825 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - あゆんさん» ありがとうございます！これからもきゅうってさせちゃいます！！ (2018年9月30日 6時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年9月10日 23時
