#２４ -RYOTA side- ページ24
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それから何かとあると絡んでくる数原くん。
そんなに僕をからかって楽しい？って最初は思ってた。
でも、気付いたら2人で笑ってることが多くなっていて …
龍「涼太ぁ」
「なに？」
席替えで奇跡的に数原くんが前の席になった頃から、そこから僕の世界が激変した。
龍「お前いつまで俺のこと苗字で呼んでる気なん？」
「 … え、なんで？」
龍「俺ら、友達やろ？」
その頃、友達っていう概念が僕には分からなかったから、どうするのが正解なのか分からなかった。
こうして笑ってふざけ合えるのがそうだとしとしたら？
「僕ら … 友達なの？」
龍「当たり前やろ！？お前は俺のことなんだと思っとたん！？」
「クラスメイト … ？」
龍「絶対それ以上やろ、アホ」
パチンとデコピンされて、おでこを抑える。
初めての感情。
胸の辺りがぽぉーと温かくなる感じ。
ずっと1人だった僕にできた初めての本当の友達。
信じてもいいんだよね、数原くんなら …
「龍友 … くん」
龍「おう」
嬉しそうにニカッと笑う彼につられて笑う僕。
照れくさくてすぐに顔を逸らしちゃったけど、ホントに嬉しかった。
1年生が終わっても、2年生になっても3年生になっても同じクラスで、ずーっと龍友くんと一緒に過ごした。
その間にも沢山色んなことがあって、語るのが疲れるほど話してきた。
「龍友がドラムやってるのも、僕がピアノも僕らだけの秘密だったんだ」
わざとゆっくり歩きながら、僕らの思い出をAちゃんに話してみた。
どんな反応するかな？
僕は、そんな王子って呼ばれてるほどの人間じゃないって幻滅する？
それでもいいよ、僕には龍友くんがいるし。
1人には慣れっこだから …
『 … 私も、お友達になってもいいですか』
これは予想外の反応。
「僕のこと幻滅しないの？」
『ど、どこにですか？それに、先輩寂しいんじゃないんですか … ？』
なんだろう、この感覚。
2年前にもあったようなこのシュチュエーション。
「ふふっ」
龍友くんがあの時笑った意味がわかった気がする。
僕、寂しそうにしてたのかな。
「Aちゃん」
『はい！！ … えっ、名前 … っ』
「これから僕達お友達だね」
僕の2人目のお友達。
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夜天(プロフ) - 美心さん» 亜嵐くんの誕生日ですか！？羨ましい(泣)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年11月10日 9時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 私は8月4日に参戦して来ました！更新頑張ってください！ (2018年11月9日 22時) (レス) id: 3a297c68b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 佐野玲於の名無しのfanさん» ありがとうございます！まだまだ最後を迎えるのは先なので最後までどうかお付き合いください！ (2018年10月16日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
佐野玲於の名無しのfan(プロフ) - オチが気になる〜！！読み終わったとき心臓がキュンキュンします！続き頑張ってください！ (2018年10月16日 0時) (レス) id: 24c1463825 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - あゆんさん» ありがとうございます！これからもきゅうってさせちゃいます！！ (2018年9月30日 6時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年9月10日 23時
