第5Q:対戦相手 ページ7
__数日後。
新しく結成された一軍メンバーのレギュラー陣
笠松、小堀、森山、早川、黄瀬
彼らをうまく機能させるために練習試合が組まれた…のだが。
__黄瀬「Aっち先輩も暇っスよね!?」
『暇って…』
黄瀬「今日は部活もオフッスよ?」
『まぁ……そりゃ空いてはいるけど』
黄瀬「じゃあ、決定っス!」_________
天神は黄瀬に手を引かれ、見知らぬ駅まで
電車に載せられ連れてこられていた。
『ここって……』
黄瀬「誠凛高校ッスよ!
…さすが新設校キレーッスね〜」
『ちょっと…偵察だったの?
ファイルとか置いてきちゃったけど』
黄瀬「大丈夫っス。1番の目的はそこじゃないんで」
『え?』
黄瀬の企みに天神はまだ気づかなかった。
偵察でないなら黄瀬の目的はなんなのか?
天神は、徐々に集まりつつある女子の集団が気が気でならなかった。
体育館では、誠凛高校が練習の真っ只中だった
黒子からのパスご渡ったのは火神。
DFについた伊月をフルスピードのドリブルで抜き去る。そのプレイに驚く日向。伊月も夢中で食らいつく
「いや、まだだ!くらいついて…」
しかし、火神はフルスピードのまま
切り返しターンを決めダンクシュートを決めた
「はやっ!!!」
ワイワイと喜ぶ誠凛メンバー
『凄いのが1人いるみたいだけど…
今の黄瀬くんにはまだまだ追いつかないって感じかなぁ。…ていうか、アレ黒子くん!?』
全然気づかなかったが、そこに黒子の影を見つけた。
『なるほど、それで黄瀬くん…』
ちらりと黄瀬をみた天神は絶句する
『あれ…黄瀬…くん?』
隣にいたはずの黄瀬はギャラリーに囲まれ
話しかけるのも困難な程になっていた。
その様子に気づいたのは誠凛メンバーも一緒だ
リコ「なに!?なんでこんなにギャラリーできてんの!?」
『全く…』
黄瀬「あーもー、こんなつもりじゃなかったんスけど」
黒子「お久しぶりです」
苦笑いしながらサインをする黄瀬の姿を
見つけた誠凛のメンバーはざわつく。
「黄瀬涼太!!!!」
遠巻きで見てたはずの天神はギャラリー埋もれ
苦笑いするしか無かった。
黄瀬「すいません。まじであの…えーと。
てゆーか、5分待ってもらっていいですか」
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作者名:水無瀬。 | 作成日時:2020年1月3日 15時