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第43.5Q:天神の休日 ページ47

天神は、今日 とある人物との待ち合わせに
心浮かれていた。前々から決まっていた予定だ
先輩たちの誘いを断ってもどうしても行きたかった場所がある。


____ガチャ


『いってきまーす』

家を出た 天神の後ろには不気味な6人組がいた。

笠松「なぁ、やっぱやめねーか?」

黄瀬「何言ってるんすか、笠松先輩、こっからじゃないっすかー」

笠松「いや、そうはいってもな…」

森山「Aちゃんのデートの日だぞ。彼氏が気になるだろ!」

小堀「まぁ、デートっていうか…俺らの誘いを断っただけなんだがな。」

森山「いや!あの浮かれ顔!絶対デートだ」

早川「うおおお!そわそわしてきましたお(レ)」

中村「はい、静かにな。」



後ろに6人がついてきているとは梅雨知らず
天神はデート現場に向かう。


森山「水族館デートか!?」

天神がやってきた場所は水族館。
館内付近で待ち合わせをしていた。

黄瀬「あ…」

中村「どうした黄瀬。なんか見つけたか」

黄瀬「あ…いや…なんでもないっす…」

そうこうしてる間に待ち人を見つけたのか
手を振る天神。

森山「手を振ってるぞ!!!!あいつだ!!



…って、え!?!?!?」









『さっちゃーん!ひっさしぶりー』

桃井「Aさん、お久しぶりです」


早川「ええええええええ!!!」

黄瀬「やっぱり…」

中村「だから声でかいから」


『どうしました?』

笠松「あ、いやなんでも…って!!!」

そんな早川の声に気づいたのか笠松に声をかけたのは天神だった。


『いや、なんかついてきてるとは思ってましたけど…』

小堀「あれ、バレてたか。」

『でかい声で話してましたからね』

中村「ほらな。」

黄瀬「ももっち、久しぶりッスね。」

さきほど黄瀬が見つけたのは桃井だった。

桃井「きーちゃん、久しぶり。元気?」

黄瀬「まぁ、元気っすよ。」

桃井「そうだ!せっかくですしご一緒しますか?いいですか?Aさんも」

『まぁ、さっちゃんとのデートだったけど、
ついてこられたなら仕方ないよね』

森山「可愛い子の誘いとあらば、もちろん行きます!」

笠松「てめぇは下心ありまくりだな!!」

『もー、ほんと相変わらずですね。皆さん』


こうして海常の7人と桃井とで不思議な
水族館デートが催されたらしい______






小堀「ていうか、お前ほんとに誰と付き合ってるんだ?」

『さぁ?想像にお任せします』


森山「(…もしかして、本当は彼氏なんていないんじゃ?)」

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作者名:水無瀬。 | 作成日時:2020年1月3日 15時

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