歴史遡行軍と同居しています【刀剣乱舞】

燭台切光忠が7振り目 ページ49

『何？改まって渡す物って？』


みっちゃんはちょっと待っててね、と自室に戻る。


帰ってきて持ってきたのは小さな箱と
あの日と同じ花で出来た花束だった。
向い側に座るみっちゃん。



「あのね、Aちゃん。」


よく聞いててね。



「ぼ、僕と…



























結婚してください！」


こちら側に開いた状態で向けられた
小さな箱
中には綺麗なダイヤモンドが付いた指輪だった。
それが婚約指輪だと気付くのに
時間は掛からなかった。


『え……』

嬉しいよりも、感動よりも
真っ先に出てきたのは空白の脳内で
思考回路が上手く回らなくて、



「昨日の覚えてる？トゥルーエイプリルの話、

これが僕の本音。

同居でも同棲でもなく、家族になりたい

君ずっと一緒に居たいから。





…Aちゃん。」


『…はい…』





「貴方の一生を僕に守らせてください。」




みっちゃんは真っ直ぐ私を見てくれている。
私は嬉し涙でいっぱいで、
可愛くなんて全然無くて

『私ね、みっちゃんとこうして一緒に居られるだけで幸せって思ってた…

色々あったから、これ以上を望むなんて
我儘だな、贅沢だなって……


でもいいの？我儘でも、贅沢でも』


「勿論
そんな素直でやさしいAちゃんが
僕は大好きだよ。」

『……ありがとう…


一緒に幸せになろう…！

…っこちらこそ、よろしくお願いします…！』




神様ありがとう
私達を巡り合わせてくれて
心から感謝してる。

勿論大変な事だって沢山あったけど
こんなに幸せな女の子って
なかなかいないんじゃ無いかなぁ…？


私は今
この人と…燭台切光忠と居られて


とても幸せです_____

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