歴史遡行軍と同居しています【刀剣乱舞】

歴史修正主義者3人目 ページ3

会話はYESかNOか位は出来るけど

対話を成立させるのは無理そうだ。

見た目にそぐわない

みっちゃん

という呼び名を承諾し
更に質問を投げかける。

『じゃあ、みっちゃん』

彼はこて、と首を傾げる
可愛いんだか何だか分からない。

『質問です

お家は何処ですか？』

怪我の手当も終わったので
帰してあげよう。
ここまで私の我儘に答えてくれたんだ
お弁当では賄えない気がする。


私は彼の答えを待った。

少しじっと私を見て

俯いて

もっかい私を見て

ふるふる

と首を横に振るみっちゃん。

『お家…ないんですか……？』

予想外だった

困った

【じゃあそろそろ帰りましょう、送りますよ】

という
私の次の台詞が言えなくなった瞬間である。

どうしよう…

私は少し考えた。
みっちゃんは悪い人みたいだけど
悪い人ではない
ただのホームレス


拾ってしまったものは
仕方ないのかもしれない









『みっちゃん、提案です。』

こっちを見るみっちゃん。

『何か、何か私の家で
おうちのお仕事してくれたら
私の家に住んでもいいです。』

彼はぽかんとする
別にいいなら大丈夫ですよ
と、付け足したが

未だにぽかんとしている。

『…どうですか…？』

少し考える素振りをして



首を縦に振るみっちゃん。


『じゃあ、これから宜しくお願いしますね！』

なんか嬉しかった
一人暮らしなので住人が増える事が。

何をしてくれますか？
と聞くと
さっきのスケッチブックをとり、
ページの隅っこに




【家事全般】




と書かれている
働き者ですね、いいんですか？
と聞くと

首を大きく縦に振ってくれた。




これからみっちゃんとの同居生活
始まります。

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