歴史遡行軍と同居しています【刀剣乱舞】

歴史修正主義者14人目 ページ15

「ねぇ、みっちゃん…さん…？」

友人がみっちゃんを呼ぶ

「ん？なんだい？」

「明日のAの晴れ舞台をご存知で？」

『ゲホッ』

びっくりしてむせてしまった。
ゲホゲホ言う私の背中を擦りながら
知らないと伝えるみっちゃん。

紳士かよ

「明日のライブ、
良かったら見に来てくださいよ！」

恥ずかしいから、何も言わなかったのに…！


「いいのかい？でも、」

私の方をチラッと見る。
呼ばなかったことを気にしているのか

「ほら、Aも誘う誘う！」

『えぇ…』

みっちゃんは呼んでほしそうに
こちらを見ている▼

その視線はずるい

『ライブ…来て……ください…』

すると彼はぱぁあっと明るくなった
あ、可愛い。

『じゃあ行かせて貰おうかな！』

「決まりね！こんないい彼氏いて
呼ばないのは勿体無いもんね!!」

得意げな友人
あぁ…彼氏は呼ぶのが現実の女子なのね…
とか、思ったり。

みっちゃんからギターを受け取り
練習を始める

みっちゃんは練習が終わるまで待ってくれた。

『お疲れ様でしたー』

「おう、お疲れさん
また明日な！」

『また明日！』

バンドメンバー達に挨拶をしてから
部活を上がった。

みっちゃんと並んで帰る

『何で学校分かったんですか？』

「あぁ…居間に書類が落ちててね、
学校名が書いてあったから
ここかなぁ…って


迷惑だったかな？」

いつの間に学校の手紙を落としたらしい。

『いえ、助かりました。』

「良かった！あと」

『？』

「敬語」

『あ…』

姿が変わったからか
また、敬語に戻っていた。

『ごめん』

「大丈夫、ゆっくりで良いよ。」

ポンポンと頭を撫でられる
なんだかくすぐったい気分だ。

『明日…楽しみにしてて。』

見て貰えるのだったら
最高のライブにしたい。


「今日だけでも十分かっこよかったから
明日はもっと楽しみだよ。」

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