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すると突然深澤がバタっと机に突っ伏す。
「俺の負け。。。」
突っ伏したまま、顔だけあげて私を見る。
「いつまで粘ってもAからは言ってくれそうにないし。。」
「え?」
「勇気なくて言えないうちに、知らない間に誰かにかっさらわれるなんてのが一番イヤだし」
「深澤?」
彼の視線が、わたしをずっと捕らえている。
「。。。Aが好き。俺の彼女になってよ」
「は!?」
「。。え?ダメ?」
「俺の彼女になってよ??」
「えっ!あー。。」
べこりと頭を下げる。
「Aさん、大好きです。僕とお付き合いしてください」
「ぷっ、なにそれ笑」
「。。。で、返事は?」
「。。。よろしくお願いします笑」
「。。。はぁ〜〜〜。。。よかったぁ。。」
再び机に突っ伏す深澤。
「絵。。浅木さんと会ったんだろ?彼女とはもうちゃんと別れてるから」
「そう。。」
「ねぇ、」
「ん?」
「俺のこと、好き?」
「えっ!あ。。。うん、好き。。」
「うーわ!いいわー!最高」
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作者名:しろ | 作成日時:2022年10月7日 22時