見つめ合って、誘われて ページ8
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ｷｭﾋｮﾝさんが帰ってからの1時間。
私はひたすらﾁｬﾝﾐﾝさんからの質問に答えて。
夏みかんドリンクを3杯空けていた。
CM「…さっきから思ってたけど、それ、度入ってます？」
ちょん、と自分の目元を指差しながら
ひたすら酔う気配のないﾁｬﾝﾐﾝさん。
「あ、実は普段使ってる眼鏡を壊してしまって。
これは殆ど意味ないんです。」
CM「意味ない？どうして付けてるんですか。」
「……落ち着くというか。眼鏡は洋服のようなものというか。付けていないと……っ、」
ﾊﾞｯ……
声も出せぬまま。
気付いた時には、私の眼鏡はﾁｬﾝﾐﾝさんに取り払われて。
防御のないまま………数秒、視線がぶつかった。
「…………」
CM「……目、飛び出そうですよ(笑)」
「か、返して下さい。」
なんだろう…
この、丸裸にされたような気恥ずかしさは。
顔が熱い。
鼓動が無茶苦茶になる。
眼鏡ユーザーは皆、私と同じ気持ちになるのだろうか。
CM「…眼鏡、壊れたんでしたっけ？」
ﾁｬﾝﾐﾝさんは私に眼鏡を手渡して…
急いで付けると、ほっと、それだけで安堵の溜息が漏れた。
「はい。踏みつけちゃって…」
CM「僕、眼鏡選びには定評があるんです。今のダサい眼鏡より素敵なもの、僕が選んであげましょうか？」
「だ、ダサ…」
CM「ダサい。逆に、それを選んだ理由を聞きたい。」
うっ…
好き放題に言われっ放しで
多少の反論をしたい気持ちにもなったけど。
CM「……今度の週末。
眼鏡は買ってあげないけど、ランチくらい奢ります(笑)」
瞬きをしながら、私は小さく頷いた。
*
*
『…外しますよ？』
そう言うと、
有無を言わさずに私の眼鏡に手を掛けるﾁｬﾝﾐﾝ。
何度されても、目をギュッと閉じてしまい。
ｶﾁｬ…
眼鏡をテーブルに置きながら
そんな私を見て、ﾁｬﾝﾐﾝは声を殺して笑う。
『……変態だね。眼鏡外して喜ぶなんて。』
非難してみても
私の両手首は、もう、既にﾁｬﾝﾐﾝに捕まっていて。
ベッドに押さえ付けられ、呼吸が止まる。
『悪いですか？
…ほら。目悪くても、これなら見えるでしょ(笑)？』
鼻と鼻が触れ合うくらいの至近距離で。
そんなに近かったら、わたし、目を瞑っちゃうのに。
ﾁｬﾝﾐﾝはそうやって、毎回甘い意地悪を言う。
*
*
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りんこ(プロフ) - すぐりさん» すぐりさん、コメントありがとうございます(^^)水色のカルテとこちらのカップルを気に入ってもらえてとても感激です。ナンセンスもツボってもらえて嬉しい♪ヒロインちゃん好き過ぎて重い年下チャンミンさん、最後まで可愛がってあげて下さいね^^笑 (2022年1月29日 20時) (
レス) id: d7a2e5dd40 (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - ｶﾙﾃ 続きも読める様にして頂いて有難うございますm(_ _)mｽｯｺﾞｲ嬉しい…今度はあの挫けたところを突破して読めてます。ここの主人公とﾁｬﾝﾐﾝの存在が大好きで…ﾎﾝﾄ読めて嬉しい(^^)ﾁｬﾝﾐﾝのﾅﾝｾﾝｽって言葉見る度…読める幸せ噛み締めています♪ (2022年1月29日 9時) (レス) id: bd7625e3e7 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - manmaruuさん» 甘々のリョウク先輩、manmaruuさんのツボにハマってもらえたようで(*´▽`*)私も久々に読み返して、先輩に愛されてきます(笑)いつも温かいメッセージ嬉しいです。こちらこそありがとうございます！ (2019年11月19日 10時) (レス) id: f23ebc6f87 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - manmaruuさん» manmaruさん、レンガとカルテも読んでくださったんですね！ありがとうございます、そしてお疲れ様でした(=^_^=)笑 わー、本当ですか！お話の中の彼らを気に入ってもらえて嬉しいです。楽しんでもらえてよかった♪ (2019年11月19日 10時) (レス) id: f23ebc6f87 (このIDを非表示/違反報告)
manmaruu(プロフ) - リョウクさんはちょこれーとシリーズも大大大好きでこちらのお話でも出てきてくれて嬉しいです。心が潤うお話をたくさん公開して下さってありがとうございます！！ (2019年11月18日 14時) (レス) id: 786210485f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんこ
| 作成日時：2015年7月8日 18時
