・・8 ページ43
●Memory 8●
*
*
付き合って3ヶ月。
日曜のユキの部屋で。
参考書をめくってる僕の真横…
体が触れる距離に座る彼女。
10月になっても薄い生地の服を着ているものの
注意し続けた甲斐があって
香水は微かにふわりと香る程度になった。
ﾕｷ「ね、ﾁｬﾝﾐﾝって友達に私のこと話してる？」
CM「いや、誰にも話してないけど。」
ﾕｷ「なんで？」
CM「なんでって……聞かれてもいないし。この時期に女にうつつ抜かしてるとか思われんのも癪だから。」
僕の言葉の後に、ユキが黙りこくって。
あ…。
今の発言は無神経だったか。
CM「あー……じゃなくて、」
咄嗟に訂正しようとすると……
いつかもされたように、頬に柔らかい唇が触れて。
ユキがおかしそうに噴き出す。
ﾕｷ「実際、うつつ抜かしてるくせに(笑)」
CM「…は？」
その、茶化したような言い方にイラッとしながら
ユキをベッドに押し倒した。
ピンクのシーツのベッドに。
赤く塗られた唇を塞いで…
着てる服を剥ぎ取って…
僕の唇がたてる音と、ユキの声が、明るい部屋に響く。
昼間から不健全に。
CM「……うつつ抜かしてる？馬鹿にしてんの？
んなこと言ってると別れるよ。」
ﾕｷ「やだ、嘘だって……っ、」
僕の首に手を回して、熱い身体を押し付けるユキ。
動き回る僕の指によがって。
「ﾁｬﾝﾐﾝ、もうやばい…」って掠れた声が耳に吹き込まれて。
ユキは、僕のスイッチを一瞬で入れる天才。
CM「やばい？はえーよ…(笑)」
でも、図星だよ。
さっきの。
床に放られた参考書が
何よりも、今、彼女にうつつを抜かしてる証拠。
僕はやっぱり今日も、一度じゃ足りずにユキを抱いた。
*
*
KH「でさぁ、店員がちょー可愛いの。」
CM「…ふーん。」
KH「話したらそこの短大の2年だって。
よくない？俺、綺麗なお姉さん大好き。」
CM「…ふーん。あ、aか。」
授業が始まる前。
机に伏せたｷｭﾋｮﾝが
悶絶しながらパン屋のアルバイトの可愛さを伝える。
CM「あーくっそ！！こんな初歩的なミス恥だ！」
KH「…お前ってほんと変。モテんのに。」
CM「あいにく忙しいんだよ。ん、先生きた。」
ユキを思い出すと、爪先からじわじわと身体が熱を持つ。
あいつ、どうせ遊び回ってるんだろうな。
あー……早く会いたい。
馬鹿か僕は。
授業中でさえ。
油断すると、ふっ…と違う場所に意識が飛んでる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1939人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんこ(プロフ) - すぐりさん» すぐりさん、コメントありがとうございます(^^)水色のカルテとこちらのカップルを気に入ってもらえてとても感激です。ナンセンスもツボってもらえて嬉しい♪ヒロインちゃん好き過ぎて重い年下チャンミンさん、最後まで可愛がってあげて下さいね^^笑 (2022年1月29日 20時) (
レス) id: d7a2e5dd40 (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - ｶﾙﾃ 続きも読める様にして頂いて有難うございますm(_ _)mｽｯｺﾞｲ嬉しい…今度はあの挫けたところを突破して読めてます。ここの主人公とﾁｬﾝﾐﾝの存在が大好きで…ﾎﾝﾄ読めて嬉しい(^^)ﾁｬﾝﾐﾝのﾅﾝｾﾝｽって言葉見る度…読める幸せ噛み締めています♪ (2022年1月29日 9時) (レス) id: bd7625e3e7 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - manmaruuさん» 甘々のリョウク先輩、manmaruuさんのツボにハマってもらえたようで(*´▽`*)私も久々に読み返して、先輩に愛されてきます(笑)いつも温かいメッセージ嬉しいです。こちらこそありがとうございます！ (2019年11月19日 10時) (レス) id: f23ebc6f87 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - manmaruuさん» manmaruさん、レンガとカルテも読んでくださったんですね！ありがとうございます、そしてお疲れ様でした(=^_^=)笑 わー、本当ですか！お話の中の彼らを気に入ってもらえて嬉しいです。楽しんでもらえてよかった♪ (2019年11月19日 10時) (レス) id: f23ebc6f87 (このIDを非表示/違反報告)
manmaruu(プロフ) - リョウクさんはちょこれーとシリーズも大大大好きでこちらのお話でも出てきてくれて嬉しいです。心が潤うお話をたくさん公開して下さってありがとうございます！！ (2019年11月18日 14時) (レス) id: 786210485f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんこ
| 作成日時：2015年7月8日 18時
