120%ヤキモチ -CM- ページ12
-CMside-
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*
CM「…おっと。」
「あ、」
今日も19時いっぱいまでの予約を終えて。
ｷｭﾋｮﾝのとこに向かうと
入り口でばったりAさんと出くわす。
あれから2週間。
ほぼ僕が選んだ、深茶色の縁の眼鏡をしてる彼女が
「お疲れ様です」と頭を下げた。
CM「こんばんは。あいつ、いますよね？」
「はい。ｷｭﾋｮﾝ先生なら診察室でお弁当食べてますよ。」
CM「弁当？」
「お世話になってるので作ってきたんです。
手料理が恋しい、と言っていたので。」
は？
手作り弁当？
手料理が恋しい…なんて
あんなチャラチャラした奴の言葉を、なぜ鵜呑みにする？
CM「……へえ、そう。」
ﾊﾞﾝｯ…
ドアを蹴破る勢いで、診察室に入った。
KH「うっわ……びびった。ノックしてよ。」
CM「なに食ってんの。」
KH「なにって…Aさんの手作り弁当。
やっぱりポイント高いよなぁ、そういうとこ。」
CM「あ？」
少しの沈黙の後。
ｷｭﾋｮﾝは憎らしいくりっと大きな黒目で僕を見て。
「はぁん？」と意味ありげに笑う。
KH「ほら。どうぞ？」
口元に持ってこられた綺麗な色の卵焼き。
睨みながら食べると
美味すぎて、なんかもう更に怒りが増してくる。
なんでｷｭﾋｮﾝ？
僕だって……。
KH「……手、出してないよ？まだ。」
CM「まだだと？殺されたい？」
KH「…(笑)」
くそ……なんだよ。
こいつに妬くなんて、それこそナンセンスもいいとこなのに。
ﾄﾞｻ…
くしゃ、と髪を掻きながら、患者が座るソファに座った。
KH「あー、美味かった。ご馳走様でした。」
CM「…………」
ここから見るｷｭﾋｮﾝは、悔しいけど格好良い。
持って生まれた甘いマスク。
白衣姿でカルテを眺めていれば、やたら知的だし。
話す時は、じっと人の目を見つめるし。
たぶん……女性からしたら、たまらなく魅力的に映るはず。
KH「まあ……分かったから。俺がお前の好きな子を狙わないの知ってるでしょ？女より親友だよ？」
CM「……まだ好きって言ってない。」
KH「そ？なら、Aさんの部屋で手料理ご馳走になるついでに、あんなコトやこんなコト…」
CM「黙れ！！」
想像したら……おかしいくらい、無理。
相手がｷｭﾋｮﾝだからじゃない。
それがどんなに僕も認める男であったとしても
嫉妬で狂いそうになる。
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りんこ(プロフ) - すぐりさん» すぐりさん、コメントありがとうございます(^^)水色のカルテとこちらのカップルを気に入ってもらえてとても感激です。ナンセンスもツボってもらえて嬉しい♪ヒロインちゃん好き過ぎて重い年下チャンミンさん、最後まで可愛がってあげて下さいね^^笑 (2022年1月29日 20時) (
レス) id: d7a2e5dd40 (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - ｶﾙﾃ 続きも読める様にして頂いて有難うございますm(_ _)mｽｯｺﾞｲ嬉しい…今度はあの挫けたところを突破して読めてます。ここの主人公とﾁｬﾝﾐﾝの存在が大好きで…ﾎﾝﾄ読めて嬉しい(^^)ﾁｬﾝﾐﾝのﾅﾝｾﾝｽって言葉見る度…読める幸せ噛み締めています♪ (2022年1月29日 9時) (レス) id: bd7625e3e7 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - manmaruuさん» 甘々のリョウク先輩、manmaruuさんのツボにハマってもらえたようで(*´▽`*)私も久々に読み返して、先輩に愛されてきます(笑)いつも温かいメッセージ嬉しいです。こちらこそありがとうございます！ (2019年11月19日 10時) (レス) id: f23ebc6f87 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - manmaruuさん» manmaruさん、レンガとカルテも読んでくださったんですね！ありがとうございます、そしてお疲れ様でした(=^_^=)笑 わー、本当ですか！お話の中の彼らを気に入ってもらえて嬉しいです。楽しんでもらえてよかった♪ (2019年11月19日 10時) (レス) id: f23ebc6f87 (このIDを非表示/違反報告)
manmaruu(プロフ) - リョウクさんはちょこれーとシリーズも大大大好きでこちらのお話でも出てきてくれて嬉しいです。心が潤うお話をたくさん公開して下さってありがとうございます！！ (2019年11月18日 14時) (レス) id: 786210485f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんこ
| 作成日時：2015年7月8日 18時
