急性気管支炎 ページ3
F.Kside
風「マジ死ぬかと思った」
聡「いや、今日はほんとやばかったね…」
午前11時過ぎ
夜勤明けの聡と共に帰宅して、俺たちは速攻リビングのソファーに倒れ込んだ
俺と聡が勤務する救外はとりわけいつもバタバタとしているが、今日は明け方にかけて近くで大きな事故があったとかで重傷病者が多く運び込まれた
その対応に追われ、容態が落ち着くまで経過を観察していたら本来の勤務時間は有に超える訳で
うちの勤務形態的に9時過ぎには上がれるはずが気付いたらこんな時間になっていた
風「お疲れ様、聡…」
聡「うん…風磨兄ちゃんこそおつかれさま……」
聡の眠気でふわふわした声を聞きながら、俺たちは着替えもせずそのまま眠りに落ちた
風「………んぅっ…」
次に目を覚ました時間は15時
なんだか1日無駄にしてしまった気もするが、たまにはこういう寝倒す日がないとやってられない
風「聡、飯でも食いに行こーぜ」
ちょうど同じタイミングで起きた聡を誘って、俺たちは遅めのランチを食べに街に繰り出すことにした
聡「おいし〜！」
目を輝かせながらステーキを頬張る聡を見て思わず吹き出す
こんなにも顔に"幸せです！"って書いたような表情するやついる？我が弟ながら癒されるなと思う
聡「そういえばさ、一昨日の夕食めっちゃ美味しいお肉だったのに健人兄ちゃんが残したの珍しくなかった？」
聡の発言にぼんやりと一昨日の食卓を思い浮かべる
うん、確かに肉は食べた気がする
どんだけ肉ばっかなんだって話だが男兄弟だけの食生活なんてまあそんなもんだろう
風「そうだったっけ？」
聡「うん、勝利にあげてたもん！珍しいなーって
というかたぶんあれ熱出てるよね」
風「ガチ？」
聡「最近夕食終わってすぐ部屋戻るあたりが怪しい」
予想もしてなかった聡の読みに驚く
確かに聡は兄弟のことを良く見ているし微々たる変化にも気付くのは不思議じゃないが、着眼点が細か過ぎてお兄ちゃんはちょっと怖いぞ
風「まあ気を付けてみとくわ」
聡「うん、僕も気を付ける」
風「まあ大丈夫だと思うけどね、兄貴も大人だし
なにより全員医療人なわけですから」
聡「確かに無敵だね(笑)」
ランチして買い物して
久しぶりに外でのんびりした時間を過ごした俺たちは、気持ちをリフレッシュさせて家路に着いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 236人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「家族」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫苑(プロフ) - 紗瑛さん» お返事遅くなり申し訳ございません。嬉しいお言葉ありがとうございます。更新頑張ります！ (2021年8月18日 19時) (
レス) id: 39722e53c4 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 空楽さん» お返事遅くなり申し訳ございません。そのように言っていただけて光栄です！8月後半は更新頑張りますのでまた呼んでいただけますと幸いです！ (2021年8月18日 19時) (レス) id: 39722e53c4 (このIDを非表示/違反報告)
紗瑛 - 更新楽しみにしています！ (2021年8月12日 21時) (レス) id: 2dcb5022ff (このIDを非表示/違反報告)
空楽 - 更新楽しみにしてます！ (2021年8月7日 1時) (レス) id: 86d36c49a2 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - SZ*青薔薇さん» いつもコメントありがとうございます！共感して頂けて嬉しいです！笑 青薔薇さんの作品もいつも楽しみにしています！これからも応援してます！ (2021年8月2日 0時) (レス) id: 39722e53c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫苑 | 作成日時：2021年7月3日 2時
