第3話 運命 ページ7
彼女とモーテルの前でお休みと別れを告げる。
彼女は名残惜しそうにしていて、また明日と言ってくれた。
俺は彼女の言葉を聞いて、嬉しい気持ちになった。しかし、それと同時に胸が痛むのを感じた。
俺は、彼女に好意を抱いてしまった。
しかも、彼女には彼氏がいないという。
それが本当なら、彼女といい雰囲気になれるかもしれないな。
その考えが頭から離れない。
電話番号を聞いてきた時は本当に驚いた。俺に好意を持ってくれているのだろうか？いや、そんなことはあり得ないだろう。
しかし、もしも、万が一、彼女が俺に好意を持っていたら·····。
そう考えると、期待してしまう。
明日、彼女がモーテルから出てきたら、ドライブにでも誘ってみようか。
こんな気持ちは久しぶりだ。若い頃の気持ちを思い出して胸がドキドキした。
彼女のことを思ってなかなか寝付けないなんて、まるで若返ってしまったみたいだな。
｢緑の車体が可愛かったなぁ……ふふ｣
俺は今日あった出来事を振り返って、幸せな気分に浸りながら眠りについた。
今日はいつもより早く目が覚めた。
鏡を見て自分の顔を確認する。よし、大丈夫、最高にきまってる！
朝のガソリンを飲んでからテレビをぼーっと眺める。
あー。ダメだ。
毎日こんなことをやっているが、やはりレイコにすぐにあいたくて何をしてもソワソワする。
保安官である俺がこんなに浮かれていては行けないとは思ってはいても、久々に訪れた恋心は俺の中で、大暴れしている。
少し早いが気分を落ち着かせるためにパトロールでもしようと思い、外に出ると、エンジンを優しく吹かせて、朝の清々しい空気を吸う。
空は雲ひとつ無い晴天で絶好のドライブ日和だ。
何も考え無しに自然と俺の足はモーテルの方へと向かっていた。
そこには、まだ、レイコの姿はなかった。
まぁ、まだ朝早いので、どうしても寂しい気持ちになってしまう。
「よぉ！シェリフ！」
不意に声をかけられて振り向くと、そこには見知った車がいた。
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Fighting ND(プロフ) - 忘れてました、久しぶりなもので…ご指摘、ありがとうございます！ (2022年7月30日 18時) (
レス) id: f25c662c6b (このIDを非表示/違反報告)
kajtuuwn(プロフ) - オリ/ジナルになってます。二次創作を作る時はきちんと確認してタグを外して下さい (2022年7月30日 18時) (レス) id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファイティング ネクストドリーム | 作成日時：2022年7月30日 18時
